宮城県仙台市にて行われた、松下政経塾同期の熊谷大(くまがいゆたか)君の卒塾フォーラムに参加しました。熊谷君と私とは同級生ということだけでなく、互いに政治理念を共有する真の同志です。このフォーラムは、松下政経塾生が卒業までに課せられている最大の研修で、計画、調整、集客、運営、資金管理の全てを自分で行わなければなりません。熊谷君のフォーラムは、仙台国際センターの大会議室を会場にして開催されました。
フォーラムの開催で最も頭を悩ませるのは、「集客」です。叫び特に今回のように平日の昼間に設定すると、仕事をしている年代の集客は厳しいものがあります。そこで、私も及ばずながら集客のお手伝いをさせていただいていましたので、果たして何人来て下さるかと我が事のように気が気ではありませんでした。えっ
しかし、平日のお忙しい時間にも関わらず、会場には約130名を超す皆様がお集まりいただき、主催者一同、心から感謝!改めてこの場も借りまして御礼申し上げます。

フォーラムは、宗教学者で仙台出身の「山折哲雄」先生の基調講演から始まりました。その後、熊谷君の研修成果発表と、3人のパネリストとのパネルディスカッションが続き、白熱した議論の中、予定の時間を15分も延長するほど、フォーラムは盛会に終わりました。クラッカー

フォーラム終了後は、平日にも関わらず、50名程の皆様が懇親会にも参加していただきました。その中で、私も、同期生代表としてスピーチさせていただきました。

「松下政経塾の五誓の中に、万事研修のことという一言があります。この言葉を持ってすれば、研修は卒塾で終わりではありません。議論し熟慮し、物事の本質を見極めるのが在塾中の研修だとすれば、それを実際に実践していき、社会や国家に貢献していくのが卒塾後の研修です。これからの熊谷君の実践活動を、皆様の手で支えてあげてください。」

とお願いいたしました。私なりの精一杯のエールです。熊谷君は、現在、自民党参議院宮城県支部の公認を得るために応募している立場です。同期であり、かつ彼のような「見識ある若き保守」が共に闘ってくれることほど、心強いことはありません。自民党宮城県連の発表は1/22とのこと。宮城県連の英断を期待し、祈っています。

さて、懇親会の最後を締めくくったのは、主催である熊谷君の素晴らしい謝辞でした。
「志を立てて立候補の決意を固め応募して以来、見ず知らずの多くの方々から、「熊谷君応援しているから」と、温かい励ましの言葉をいただいています。人の繋がりや優しさをこれほど身に染みて感じたことはありません。公募の結果はどうなるか分かりませんが、今の気持ちを決して忘れず、国家のため、東北のため、そして愛する故郷:宮城県のために、常に志を高く持ち、頑張っていきたいと心に誓っております。本日は本当にありがとうございました。」
感極まった涙で、時々止まりながらも話すその姿に、熊谷君の人間性と深い愛情がにじみでていました。私自身、一国民として、彼のような、愛のある政治のできる方に未来を託したいと心から思いました。

自民党の掲げる政治理念は、愛ある政治でなければなりません。でも、それは友愛などという甘いものではなく、父親が示すような厳しい愛、強い愛であるべきです。正しいこと、あるべき姿を恐れずに堂々と主張する。耳に厳しいことを敢えて国民の皆様に訴え、共に闘ってくれるようお願いする。その姿勢こそが、保守政党としての矜持ある姿ではないでしょうか。

熊谷君の純粋な涙汗に、私も心を動かされた一夜でした。満月