以前紹介した、福岡宗像の我が恩師:伊豆善也先生に連れられて、早朝の博多駅から京都の宮津に向けて出発しました。今回は宮津地方の名士である、中村幸雄氏に支援依頼をするのが目的です。中村会長は、自動車学校、旅館、レストランを経営する京丹グループの会長で、伊豆先生とは、立命館大学バスケットボールの先輩後輩。御二人は40年来のお付き合いをする間柄です。

博多駅から、電車を乗り継ぎ宮津駅に着くと、わざわざ会長自ら駅までお出迎えに来てくださっていました。御挨拶をしたところ、「私も喜寿になりました」と中村会長。「え~!!」叫び
喜寿と言えば77歳です!御世辞でも還暦過ぎた程度にしか見えないその若々しさに、驚愕してしまいました。あせる

その後、他のお仲間らも合流し、食事をとりながら、私の政治理念や決意についてお話しをさせてもらいました。

お互いの緊張も取れ座も温まった頃、話題は国防問題になりました。その時に「自衛隊は世界の軍隊と比べて、どれ程精強か?」という質問を受けました。

私はこのように答えました。

「国家における軍隊の強弱は、国防予算や装備品の質だけで測れるものではありません。隊員の士気、練度の高さという面では、自衛隊は世界中で一流の軍隊であると言えるかもしれません。しかし、軍が闘うとき、世論としてそれを支援し協力する「国民の意志」が存在しなければ、軍は戦えるものではありません。能力とは、装備と意志の掛け算で表されます。どのように優秀な軍人を集めようと、強力な兵器を開発しようと、国民に国家を守りぬく覚悟がなければ、それは能力にはなりません。また、抑止力にも成りえないのです。よって国防力の強弱は、国民の愛国心の強さによるのではないでしょうか」

このような、意見交換をする中で、皆様にも私の人となりを理解していただき、「是非とも頑張ってほしい。出来るだけの協力をしましょう。」と言っていただきました。

次の予定があったので、名残おしくはありましたが、宮津を後にしました。日本三景の「天の橋立」は車から眺めるだけで、素通りに。(また、写真撮るのを忘れました…しょぼん
しかし、国家を憂い、国家の未来を語ることができた数時間で、宮津の方々と思いを通わせることができたことこそ、今の私にとって最高の時間の使い方だと感じています。
中村会長、ありがとうございました。

京都駅に到着し、伊豆先生とお別れをしました。御歳80歳の御高齢にもかかわらず、わざわざ宮津まで同行下さった伊豆先生の後ろ姿に最敬礼をして次の会場へと移動しました。