求めない (あなたも行ける無我の境地)
毎日もやもやとした憂鬱にとらわれている君、
どこも悪くはないのになんとなく気分の上向かない君、
何か頭にもやのかかったようにはっきりしない気分を引きずる君、
これといった理由もなくいつもいらいら不機嫌な君、
もやもやの気分をもうこれ以上引っ張らないために、
今日はこれひとつで気分一新の、簡単な方法を教えてあげよう。
君! 君はまず鼻の穴をほじってみたまえ。
誰の目にも留まらぬところで一人になって、何も考えず鼻の穴に指を入れ
ただ無心に鼻の穴の内側を掻いてみるだけでいい。
どの指だってかまわない
とにかく大切なのは掻き始めることだ
何も 考えない
何も 求めない
君は掻くことで自由になるのだ
指はどっち向きでもかまわない
とにかく掻くこと以外は放念するのだ
何も 見えない
何も 聞こえない
光も音も君の意識に何の意味をも結ばない
掻くことで君の気分は不思議にすっきりしてくるだろう
そして慣れてきたら鏡を用意しよう
掻きながらあさってに向けた君の視線の先に
鼻に指を突っ込んだ君の呆け面が見えたらしめたものだ
意識の高みに達した君はきっと知るだろう
なんてこの世のは小さいのか・・・
なんてこの世界は低いのか・・・
そしてなんて鼻の穴の力は偉大なのかを知るだろう
鼻の穴に願いを掻けるとき
地表には、高みを飛翔する君の影が映り
君が誰であろうとかまわない