効能あらたかなアンチエイジング、若返り法 | 酒とホラの日々。

効能あらたかなアンチエイジング、若返り法


デパートの売り場で、当世流行のアンチエイジング化粧品の店頭販売の場面に出くわしたときのこと。

ショーケースを挟んでお客のご婦人に、その効能のすばらしいことを控えめな語調ながら自信たっぷりに販売員が説明しているところに、後ろで見ていた五十年配と見受けられる紳士が割って入った。


「君、その効果は本当かね、本当に若返るかね」


「ええ、もちろん個人差もございますが、お使いになった方へのアンケートで、ほとんどの方が効果があったと認められております。わたくしどもも自信をもってお勧めできるお品です」

「そうか、そうか。それならこれをうちの家内が使ったら、私は
家内からもう気の滅入る愚痴やつまらない世間話を聞かずに済むのだな!」


 ――--女は若いのがいい、なぜなら身の上話が短いから  

  (フランスのことわざ)




* *



なるほど私も会社で、年配女性に閉口することがあるが、それは当人の話題内容においてであって、顔の皮の具合においてでは決してない。

当節はアンチエイジング大はやりで、誰も彼も「うわっつらの若さを追い求めて、自分を欺くことに喜びを得ようと錯覚したがっているようだが、一方で愚痴と愚痴に連なる身の上話や、つまらないゴシップネタに明け暮れるようになるのは人間の「耄碌(モウロク)」の一形態である。もっとも忌むべき老化形態のモウロクをないがしろにして、何のアンチエイジングなのか。

たわいもない話をするのも愛嬌のうちだ。だがこれも程度を超えると、自らの品性を保てない人間と映るようになる。そして大人が自らの品性を維持統制できないというのは耄碌の現れである。


もちろんこれは、男も同じ穴に落ちていることに変わりはないし、女に対しての責任もあるだろう。


たとえば家で共通の話題が、テレビの下卑なバラエティー番組や芸能ネタ、ゴシップニュースや浅薄な流行本ばかりで、一緒になって、ネタをこき下ろしたり感情的に憤慨したりしているだけなら、これはまさに世間の悪徳に身を浸して、人品を貶める訓練をしているようなものだ。 この結果を経て人は愚痴と身の上話とゴシップの人となり、まさにモーロク教育の効果を発揮するのである。


* * *



それでも耄碌を嘆くことができる人はまだいい。captain-jackは耄碌以前に耳と耳の間には骨と筋肉しかないので(爆)・・だからオズの魔法使いに脳味噌をもらいにいこうか・・・それともサンタにおねだりをしようか、もう12月だし。。。