夏の妖精に告ぐ!
昨日、澄み渡った空を背景に秋の野と空気に相向かわんと、張り切って出かけたのはいいのですが、蒸し暑い空気は重くまとわりつき、汗は粘りを生じて皮膚呼吸を妨げるというような有様でした!
溽暑甚だし、っていうか、暑い、蒸し暑っい!!!
このブログでもあんなに去る夏を惜しんで、夏の名残をそこここにとどめるべくいろいろ記事にしたのはたしかですが、それは夏が去って秋が来ることが前提です。
ところが実は、夏の妖精は、まだ近所をウロウロしているのです。
あまり知られていないことですが夏の妖精は人の姿をして各地を転々としています。
いろいろ差し障りがあるので詳しくは書けませんが、
夏の妖精は小太りで短髪の生意気そうな顔をした、
30台半ばにみえるアブラっぽいオヤジの姿をしています。
さすが夏の妖精らしく、見るからに暑苦しい容姿容貌ですが、
ここでは仮にホーリエ君としておきましょう。
あまりの暑さに腹を立てた私は夏の妖精を呼びつけて説教をしました!
・・・あのねえホーリエくん(仮名)、
送別会やってもらって、名残を惜しんで何度も何度も挨拶して、
涙の別れをして見送られたやつがだよ、
いつまでもうろちょろしてるのは見映えのいいもんじゃないだろう?
涙の別れの挨拶の次の日にだよ、
「いやあ、みんながあんまり別れがつらいって言うから
もうしばらく厄介になることにしました、オレって人気者だからいいよね」
なんて平気で言ってのけたら、厚顔の勘違いの主として嫌われることは間違ないよ。
そういうことなんだよ、ホーリエくん(仮名)、
夏が終るのがツライだの、夏の名残を惜しむだのみんな言っていたけれど、
それは社交辞令、リップサービスっていうか、みんな流行りモノに弱いだけっていうか、
季節のうつろいを感じる風流ごっこのひとつなんだから、
けっしてみんなが本心から九月もずっと夏にとどまってほしいなんて
思って言ってるわけじゃないんだよ。
もっとはっきり言おうか?、
君はもう過去の人なんだよ。君の夏はもう終ったんだよ。
誰も君に同情して味方する人はいないんだから、
君も大人の対応をしてだね、さっさと荷物まとめて引き取ってくれって
ことなんだよ・・・。
こうしてさんざん説教してしまいましたが
夏だ!夏の妖精のホーリエ君(仮名)だと、
ちやほやもてはやされた時期はもう過ぎたのです。
・・・そして夏の妖精はようやく南のどこかへいくのでしょうか・・・
このあたりも徐々に涼しくなることでしょう。
同時に私たちもまた、夏の祭りのような浮かれた気分を引き締めて、
地に足をつけ日々の勤めに励まなければなりません。
(私も夏に浮かれてテキトーに手を抜いた分を取り戻さなければなー、と
改めて思った、まだ暑い秋の入り口のある日の朝にこれを記す)