休日の朝の皇帝
まだほのかに乳白を残した空気の中、
眠気の残る目にキッチンに差し込む光がまぶしい。
普段の気ぜわしさから解き放たれて、時間に追われることがなく
朝食のバリエーションに凝ることができるのも休日の朝の特権だ。
私はここ何年もお粥がお気に入りだ。
土鍋に一杯の玄米粥に、様々な付け合せをそろえて
さあ食うぞ、と取り掛かるときのワクワク感は
晩のおしゃれなディナーにもまったく劣らない。
土鍋一杯は大変な量だが、ほとんどが水分の多お粥であるので
実際はたいしたカロリーではない。
炊き上げたご飯では食べにくい玄米もお粥ではまったく問題がない。
たっぷりの熱いお粥とたっぷりの時間をとることの充実感。
休日だから、取り掛かる時間が遅くなっても、
ゆっくり食べ過ぎてブランチになってしまっても、何も問題はない。
にぎやかであったかくて、テーブルの上の時間もメニューも自由に差配する
私は休日の朝の皇帝だ。
人生には小さな幸福に出会う無数の小道があるとしたら、
その一つは休日の朝食に凝ってみることだ。
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付け合せの例
桜海老とタマゴの炒り味噌
発酵豆腐(各種・中国製)
山椒の実のしょうゆ漬け
定番の梅干
揚げ麩
塩鮭
上海卵(殻付きのゆで卵を醤油とみりん八角を加えて煮込んだもの)
おかひじきのマリネ
等々・・・