熱狂と冷静のホッピングシャワー | 酒とホラの日々。

熱狂と冷静のホッピングシャワー

「ああぅ、この一体感、盛り上がりがたまんねえんだよなあ、ううっ」

ブルーのレプリカユニフォームのサポーターのお兄ちゃんが身をよじる。

・・・日ごろとかく群れたがるオジサン連中に冷ややかな青少年も、
はぐれモノを自認するクールな輩も、ことサッカーワールドカップなると話は別のようだ。


しかし大衆的熱狂、もしくは一見固い社会的連帯に見える盛り上がりが
ひどく空疎なものだということくらい、熱狂している本人がよくわかっているはずだ。
ゲド戦記の作者であるル=グウィンの言葉を借りれば、
  真の意味での交わりや体験の共有を欠いた空虚な形式だけの

  コミュニケーションと一体感に共通する集団思考。

  こうした中身のない形式を受け入れることによって

  われわれは「寂しい大衆」のひとりとなる。
ということだ。


また、ローマ時代の哲学者セネカに至っては
  うっかり見世物(興行スポーツもそう)に行くことくらい害のあることはない。

  娯楽という通路をつたってやすやすと悪徳が入り込む。
つまり群集的熱狂は理性を麻痺させひとつの衝動が人間たちを動かすということまで言っているのだ。


だから、いずれも群集を避けよと言っているのだが、いずれもまったくもって然り、こうした先賢の言葉を踏まえて生きる私たちはワールド・カップごときの集団熱狂に牛馬のように駆り立てられるほど単純でもないし、ワールド・カップに熱く思い入れる興奮の不毛さ安っぽさをよく心得ている。
試合結果に一喜一憂することの愚かしさよ。。。


なんだオイ、これじゃいつもの「酒とホラの日々。」じゃないではないかって?
きっとカンガルーの国からの予期せぬ敗戦に動揺して、
クロアチア戦・ブラジル戦を前に平静を保つには、
こういう思考が必要なんだろうかアワワわわ。。


冷静と熱狂どっちが本来のcaptain-jackかって? そりゃどっちもだわな。




 頑張れ日本!!!                  サッカー日本代表