階段昇降ダイエットへの挑戦 | 酒とホラの日々。

階段昇降ダイエットへの挑戦

ダイエットの話題は個人的にマジな人もいるので、
このブログでは極力避けているのですが(ウソつけ、さんざん話題にしたくせに)
友人三十貫男のA君が何度目かの「減量宣言」をしたことを
ここに記録しておきたいたいと思います。


今度のきっかけは、某会社のエレベータでのこと。
ドアの閉じ際に女性が一人駆け込んできたのでありました。
それでも20人の満員にはまだ余裕がありそうな状態でしたが
無常にも響く重量オーバーのブザー。
するとエレベータ内の人たちは、最後に乗り込んだ細身の女性ではなく、
先に乗っていたA君の方を一斉に振り返ったというのです。


それだけでも充分愉快、いや同情ものなのですが、目的階に着いてA君が降りようとすると
見も知らぬオヤジが「梨下で冠をたださず」とつぶやいたというのです。


A君これで切れました。
梨下李下に冠をたださず」は、疑われるような行動はとるなという故事成語ですから、
単にあの男は使い方を知らないバカだったのかもしれません。
A君は疑わしい行動をとったわけではなく、もともと太っているだけなのでありますし、
エレベータには先に乗りこんでいて、重量オーバーの引き金を引いたわけでもありません。
その上なんで見もしらぬ奴に余計なわけのわからんことまで
言われなくてはならないのでしょう。


A君はさらに憤ります。
日本はデブに辛くあたること、肥満先進国のアメリカの比ではない。
デブは三等市民である。これはなんとしてもやせねばならない。
オレはダイエットのため、エレベータなんか使わず階段を歩くことにする。


とはいっても今回のA君が、いつもより決意の度合いが高いようには思えませんでしたけどね。


それにしても、今回の教訓は、

梨下李下に冠を正さず、瓜田に履をいれず、
なにより、(太めの)君子エレベータに近寄らず、でしょうかね。