おはようございます。

 

昨日の朝の記事、バンクシー展の続きを。

 

遊び心がある展示会で、観客もバンクシー ワールドの

一部に入り込めます。

街の中や家の壁に作品を残していることからも、

芸術はかしこまった美術館にだけ飾られるものでは

なくみんなが触れて楽しめる空間に置いてあり、私達の

日常に少しスパイスを投じたり、その絵によって

人々が考えたりする手助けになってくれたりすれば

良い・・という提唱でしょうかね。

 

下段、真ん中に私達が写っております・・・。  (;^ω^) 

  ↓

最近も地下鉄に作品を残したようですが、消されてしまったりした
ようでしたし。 その後もくしゃみをしている人を家の壁みたいな
ところに描いたりしているのをニュースで見かけました。
 
 
政治的メッセージ色が強い作品も多いようです。
政治 = 実は人々をやりこめる手段・・・?
がお嫌いなよう。
 
 
Love is in the Air
あれ、そんな歌がありましたよねぇ。
抗議する手段に火炎瓶を投げつける・・・のではなくて!
花束!です。
抗議するのに必要なものは決して武器、ではないのでしょうね。
深い!
 
 
 
 
この風刺画もすごい。
 
ベトナム戦争の時の戦時下での写真家でピューリッツァー賞を
受賞した、ナパーム弾の攻撃から裸で逃げる少女の写真が
あります。 それを切り取る形で・・・。
悲しすぎる現実、あの戦争で多くの子供たちが亡くなりました。
 
豊かすぎる世の中へ警笛を鳴らすかのよう。
 
ショッキングなことですね。
泣き叫び逃げ惑う少女、アメリカ軍によるナパーム弾の攻撃により。
泣き叫ぶ少女を笑顔で連れ去ろうとしているのが
アメリカ文化の象徴、豊かさの象徴のようなものたち。
これらのキャラクターを見れば多くの世界中の人々が
「あ、アメリカのものだ!」とピンとくる者たち。
ミッキーもマクドナルドのドナルドも笑顔で。
 
アメリカ文化と、資本主義の象徴のようなものに連れ去られ、
実際のこの時の少女は全身大やけどだったそうですが、幸い
命はとりとめたそうですね・・・。
現在も多分、お元気なのでしょう、良かった・・・。
 
 
 
 
キャラクター商品。
載せなかったですが、ウォーホールの有名な絵があるではないですか。
マリリン・モンローの。 あの絵をもじった、モデルはマリリンではなく
ケイト・モスの笑顔ではない、イマイチな表情を描いたいかにも 出元は
ウォーホールのあの絵でしょう! と誰もがわかる作品もありました。
 
つまりは 人々は「有名なもの」 「見ただけでそれとわかるブランド」
などにお金を払うことを惜しまない、消費が大好きな生き物であること
へのメッセージ色も強いですね。
ミッキーもドナルドも、誰もがわかる。
マリリンのあの絵も。 でも 実物のものではない、そこに描かれている
のはマリリンではない、でも誰かしら騙されてそれにお金をつぎこむ
人がいるかもしれないということでしょうかね。
 
 
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ひとつ前の記事で笑顔のコップの写メも載せてありますが。
権力を振りかざすような奴らは信じるな、というメッセージだそうですね。
 
が、果たしてこの死神は・・・?
誰も最初から死神を信じる人はいないでしょうが・・?
何が言いたいんだろう。 (;^ω^)
Wrong War。
良い戦争なんてものはないですよね。
元々、太古の昔から宗教がらみで戦いが行われてきた人類の歴史。
 
そして戦争・・・ 「世界一眺めの悪いホテル」
イスラエルで自爆テロを阻止する目的で建てている「壁」
このホテルからは壁の景色しか見えない。
どのお部屋からも監視塔や分離壁しか見えない、なのにお値段は高い、らしいです。
部屋によっては国際法のものでは ご法度、なイスラエルの入植地も覗けちゃう?
だから高い? 
でもって、国境を越えて仲良く枕投げ? (笑)
 
バンクシーがこのホテルを手掛けたのは、結果として観光客にお金を
落とさせる、パレスチナ問題に人々の関心を向かせる目的。
パレスチナの人達がどんな生活を強いられているか見せる、
街にはお金を落としていってくれる、皮肉にも。
 
 
実際 パレスチナに建てられたホテル
The Wall Off Hotel。
 
もしやこれって、あの有名ホテルをもじったもの?? と思い
帰ってきてから調べましたら、やはり。
ウォールドルフアストリアを皮肉った名前みたいでした。 
 
 
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2015年から取り組んだという 映像を風刺を一体にした展示
ディズマランド。
誰がどう見てもあの有名なテーマパークをもじったもの。
dismal = 陰気な。
ひっくり返った馬車からはお姫様が半身、乗り出していて、
こっち(鑑賞者)と目が遭います。 不気味。
 
映像コーナーもあり、あの有名な It’s a small Worldばりの
船に乗っているのは・・・難民だったりして。
 
資本主義社会への強烈メッセージ。
バンクシーが作ったDismaland(ディズマランド)は、世界の問題をあぶりだしたようなテーマパークだった..... | The Art of Banksy
  ↑
大好評だったようですね。
前回記事のアルバムジャケットの写真にblurがありましたが。
ディズマランドにもblurのデーモンが来て演奏した、などの親交があるようです!
それで、バンクシー = ミュージシャン説もあるようだとか読みましたが。
本当・・・誰なんだろう?? 
 
ネズミ繋がりで・・・。
 ↓
 
何故、彼がネズミを描くか。
 
 
 
 
 
 
 
 
この有名な絵で締めくくりますね。
 
今年、ナンとも言えない1年。
バンクシーの絵が力強いメッセージを投げかけてくれた気がしました。
私達はみんなネズミなのだ、って。
社会の中で飼われているネズミが今年は病魔にやられ、社会の
秩序も混乱させられていますが、また戦いもがき苦しむネズミをモチーフにした
作品を生み出してくれるのかもしれませんね。 
袋のネズミ?頑張ろう。
 
 
大阪、名古屋、福岡と全国巡回。
ご興味がある方は訪れてみるのも良いでしょう。
尚、展示会につきものの物販はほぼない、というのもバンクシーらしい。
無駄なものは買うな、ってバンクシーに言われているみたい?(笑)
売っていましたがすごく少なかったですよ。 無いに等しいです。

今日もお付き合い頂きましてありがとうございました。
 
ちょっと辛口記事で締めくくります。
楽しかった、こともなくはなかった1年。
グダグダ言うのはイヤだし!
「コ〇〇」のせいにしたくない。 あえて「コ〇〇」抜きの記事にしました。
来年はもっと良い1年になることを信じています。
 
 
年明けは ライヴを楽しみます!!
なーんと!
ムスメからのクリスマス・プレゼントはKISSのUAE公演の
ライヴの視聴権!!
元旦の深夜2時から オープニング・アクトも含み。
こんな時だからこそ、みんなにエールを、とKISSが
史上最大規模(?)のショーを展開してくれるそうです。
何もかもが桁外れ、らしいです。
さすがはKISS。 
年明け早々元気をもらいます!
(その前に仮眠するので、年越しは出来ないかも・・・・。)
 
佳いお年を。  (^^♪