おはようございます。
3連休、あまりお天気に恵まれなかったですね。
 
Billy のライヴの続きを。
 

大ファンのムスメ。

来られて本当に良かったね。

 ムスメはビリー ルック?

よく彼が着る、ジャケット、中に黒のタートル、

下はジーンズ。  をやりたかったのですが。

会社から直行だった為、下半身ジーンズは出来ず。

下はオフィス用パンツ。

地味にコスプレ⁉︎ (笑)


会場で観察していたら、、、偶然かどうだか、他にも「なりきり ビリー」を見かけました。

(о´∀`о)

 

開演前。

 

ほぼ定刻スタート!

イントロで分かりました、My Life の軽快な調べ。 でしたが、

途中、あれれ??違っちゃった? と思わせるように 「喜びの歌」

をピアノの主旋律が奏でます。 でも、バックの演奏のテンポは

My Life。 My Life を保ったまま、別な曲をちょこっと入れてくる

あたり、心憎い演出。

 



さて少し心配していたBilly の声。

何と言ってももう70代です。 アメリカ東海岸から長旅です。

16年ぶりの日本。

Madison Square Garden では定期的に公演をしていたと

聞いていましたが、やはり不安視されても仕方ないです。

私も内心、コンディションはどうなんだろう? と心配しつつ

チケットを取った、というところではありました。

 

そしてアメリカでのライヴ映像など、直近のものは観ないようにして

ぶっつけ本番、ライヴで本当に久々に生の彼の声を聴きました。

 

何を心配していたんだろう? 

全く問題ないです。 かすれもしないし。

不安定でもないし。

ピアノの打鍵も相変わらずだし。

ちょっとでも疑った自分が恥ずかしい。

 

来日公演から暫く経ちました。

正確なコンサート評は、流石大物アーティストのライヴ

特集記事が沢山並んだみたいだから、そちらを見て

頂ければ正確な様子はわかるだろうから。

個人的な感想を。

 

2曲目(Movin’ Out) の終わりに「ヒサシブリデス。」

と言ってくれたのは嬉しかったなぁ。

これには観客が沸きました。

 

またサービス精神旺盛で、Entertainer を歌う前に

「サイゴマデェ~~ タノシンデ クダサイ!」と

長いセンテンスを言ってくれました。 これにも

みんな大喜びしました。 

 

因みにムスメはこの曲も大好きです。

詩がとてもシニカルで、物語性があるところと、くすっと

笑ってしまうような内容。 こんな歌を書ける人もBillyしかいない。

そして、当時は音楽情勢が将来どうなるかなんて、みんな

分からなかった。 まさにこの曲のような現象がその後

起きた。 預言者かな・・・。

 

そして・・・日本だとCMソング?的な Honesty へと。

(Key 紹介)

 



Zanzibarの時にはトランペットの方が大活躍。

ライヴ映像で観た通りだ~。 凄い迫力。

そこでトランペット奏者紹介。 以前から同じ方ですね。カールさん。

 

途中、「Mick じゃないよ」と笑いをとりながら、Stonesの

Start Me Up を熱唱。 本人の振り付けもちょっと

真似して。なかなか特徴を掴んでいます。

こんな物まねコーナー(?)あるんだ?? (笑)

 

その後、30代頃からハイ ノートには挑戦しなくなった

サヨナラしたんだ、(髪の毛にもサヨナラした・・・) と

言いながら 選んだ曲は・・?

Innocent Manでした。 レコード CDで聴いていた時代には

これがそんなにハイ ノートを要求される曲だとは、さして

気にしていなかったかも。 Billy 自身も若かったしね。

改めて聴くと・・・た、高い!!

でも力強く、高いキーも出ますよ、と健在ぶりを見せつける

ように歌いこなしました。

日本のマスコミに向けても、「最後の来日か」と言われていた

ので、まだまだやれるんだよ!ということを、このたった一夜の

ライヴに込めたかったのかもしれません。

 

続いて、ユーモラスな 「ライオンは寝ている」のカバーに

会場は手拍子。

そして、バンドの主要メンバーが前に出てきて・・・

(楽器をほぼ持たず) コーラス隊に変身。

The Longest Time 

歌うまメンバー揃いのBilly Band。

特に私が前から好きなのは、女性でパーカッションも

サックスも、ギターもなんでもできちゃうカッコイイ方、

クリスタルさん。 少し若い頃よりふっくらされた印象

ですが。 力強いお声。

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Don’t Ask Me Whyの間奏のスペインか何処か、ヨーロッパの街角

の景色のようなものを連想させる・・・風景が浮かぶような名演奏、

この部分大好きなんです。

 

Vienna では、Key.奏者(David)のシンセの音が、これまた

Wienの街角・・・ヨーロッパを歩くとアコーディオン オルガンの音色が

観光地で響いたりしますが、まさにそんな大道芸っぽい音・・・

これまたヨーロッパの街角のシーンが浮かぶかのよう。

 

こういう、風景を連想させる演奏ってBillyの音楽ならではと思います。

 

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また Keeping The Faith の圧巻!! 豪華Sax奏者3人を従えての

Vo. とSax との掛け合いのような演奏!!

これを生で聴けたなんてーー!!

 

大昔のライヴで、自分が何を聴いたのか全く記憶にない為。

もしかしたら昔から聴けていたのかもしれませんが。

あとでチケットを見て調べてみようかしら。 当時の記録なんて

何処かにあるのかなぁ?

 

Allen Town も私の若い頃の想い出の曲。

会社の同僚とアメリカにフットボールを観に行きました。

Steelersの試合だから、Pittsburghに行きましたが、

鉄鋼の街(今はさして・・・だそうですが) なので、BGMは

この曲と決めて、ウォークマンにAllen Town を録音して

もっていって、現地で聴きました。 街の雰囲気と合っていたな。

その曲の終わりではG.の紹介、この方も古参のメンバーの

Tommyさん。 前よりも髪を伸ばし後ろで束ねていますが

相変わらずスリムですね。

 

そして・・・きたぁ~~!!

ヤバイ、生 New York State of Mind。

ムスメの研修旅行に際して、これを聴かなきゃと

あてがった曲。 小学生が聴いてわかるか、というナンバーですが

小学生だったムスメに聴かせた曲。

スクリーンにはずっとNYCの景色。

 

このライヴ、音が派手でも、レーザー光線飛びまくりでも、

最新鋭の巨大スクリーンも紙吹雪も何もない、ということに

気付きました。

映像も何なら、昔からの使い回しじゃないかぐらい、

趣向を凝らして・・・いません、全く。

始めに気づいたのは、私よりもムスメ。

古いタイプの 昔ながらのコンサートといった情景でした。

 

最近、Coldplayの音と光のスペクタクルショーを11月に

観たばかり。 それはそれで楽しかったのですが。

真逆。

大編成のBilly Band。 音も録音とか使っていなさそうですよ?

プロじゃないから細かいことは私には分かりませんが、

ガチで演奏した音のみ、って感じ。 効果音もない。

強いて言えば・・・ Innocent Manの時にBilly が

スタンドマイクで歌いながら指をカチッと鳴らす場面。

あの音が鮮明すぎて、かすれもしないから・・・あれだけ

録音じゃないかって個人的に考えるのですが。

(詳しい方いたら教えてください。)

 

このNYの名曲でも素敵なSaxを奏でたのは古参のメンバーの

Mark さん。 ほかのライヴのメンバー紹介の時に、彼は

NYC出身の地元の人だと紹介していましたね。 (かつてのシェイ

スタジアム公演の映像作品で言っていた。)

 

 

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The River of the Dreamsの中盤、クリスタルさんの

素晴らしいソロコーナー。 ティナ&アイク ターナーの曲。

迫力あるパフォーマンス、それに Come on,Tokyo!

やその後も何度かThank you, Tokyo ! Japan!

と言って呼びかけてくれたところも嬉しかったです。

熱い熱唱に胸が熱くなりました。 彼女、かっこいいなぁ!!

Billy のピアノもすごい、すごい。 かっこいい間奏パート。

適当にやってんじゃないの? みたいな 弾き方、中腰になって

身を乗り出してのノリノリな演奏。 速弾きのところが外さない

のが(プロだから当たり前でしょうが) 素晴らしいです。

 

演奏後、Billy がクリスタルさんを ボーカルも

パーカッションもサックスもなんでもできる人、と称えていました。

 

**************

 

そして、私もムスメも絶対的に楽しみにしていた曲を

迎えました。

 

その前に・・・何? 何? 誰も寝てはならぬのオペラみたいな

歌唱、誰、誰??

分からなかったです。 そうしたら、サイドギターの方、Mikeさん。

この方は存じ上げませんでした。 おなじみのメンバーが多いの

ですが、知らない方もちらほら。

あとでパンフを見たら、Billy のトリビュートバンドをやっていたら

そこから大抜擢されて本物のBilly Bandのツアーメンバーになった

そうです。 まだ10年ぐらいだから知らなかったワケです。

それにしても素晴らしい歌声。

何処からオペラ歌手を連れてきたんだろう?と思ってしまった。

そして、ピンときました。

この「トゥーランドット」の曲を演奏するということは・・・

このあとに控えているのは・・・・!

絶対に来るなと思って、携帯を構えていました。

当たり~!!

感動的。 7分に及ぶ壮大な物語。

詩が大好き。 物語、場面が浮かんでくるような映画のシーンの

ような・・・こんな詩を書ける人って彼しかいない。

名曲、イタリアン レストランです。

ムスメも終演後、生イタリアン レストランを聴けて最高!と

興奮しきりでした。

因みに・・・ムスメは歌詞が殆ど頭に入って、カラオケでも

よく歌えます。

私は・・・大意は分かっているけれど、歌えない、悲しいけれど

口が回りません。 前よりはだいぶマシになったけれど。

二人が新生活を築くぐらいまでは歌えるのですが、その後

喧嘩が耐えなくなって、お決まりのコースをたどるあたりが

どうも苦手。 でも、一生懸命一緒に歌いました。

 





そしてまたまた7分かかる曲。

考えてみると長いのに、ちっとも長さを感じさせない名曲揃い。

Piano Man!!

この歌の通り、場末のバーで冴えないピアノ弾きをしていた

時に出来た曲。 この経験があってこその、その後に結び

ついたのでしょう。 歌詞の一部をTokyo と変えてくれました。

勿論みんな大喜びです。 拍手喝采。

後半、大きなシンガロングがさく裂したのは当然です!!

 

なんて幸運なのだろう。

これも聴けて、あれも聴けて・・・。

でもまだ終わりじゃなかったんですね。

 

アンコールが5曲。

バラードは入れずに。

ロックな選曲のアンコール。

 

冒頭はムスメがこれまた大好き、Billy がギターを持って

歌うWe Didn’t Start the Fire です。

一体どうなっているんだろう? 次々と歌詞に人物の名前、

事件のタイトルが並ぶのですが。 歌詞を見ても歌えない・・・。

カンペがあるのかなぁ? 毎度不思議。

 

Uptown Girl は最近 Billy 本人の歌ではなくて・・WLも

カバーしてヒットしたのでWLのライヴのほうですっかり

おなじみ。 久々に(笑)本人の歌で聴いた! (笑)

 

ロックンロールは最高さ、ではマイクパフォーマンスも

飛び出します。

ライヴ後半にきて、疲れがピークであろうに。

とてもその年齢の方とは思えない。 そして対比するように

若かりし頃のBilly の姿がスクリーンに踊りますが、

やっていることは昔から変わっていないよ、とのメッセージかな。

 

Big Shot では再びピアノの前に。

お声もまだまだシャウトしています。

 

そして、まだまだ現役です、とアピールするかのような

You May Be Right で 大暴れ的な歌詞。

 

あまりにも日本のマスコミが最後、最後って言うから・・・・

という訳ではないでしょうが。

本当にNYCでのレジデンシー公演の契約がずっとあり、あまり

世界各国に飛びまわれない数年間だったようです。

150回公演を機にレジデンシー公演にいったん区切りをつけて

キャリアの最終章へと向かったのかもしれません。

べつに本人は引退するともキャリアを終わらせるとも言っていない

のですから。 日本のマスコミが勝手に最後、最後と煽っているだけ

なのかも。 超元気な本人を見て思いました。

 

超巨大スクリーンも、プロジェクションマッピングや派手なパイロ等

の演出も何もなく、ただただ歌と演奏のみ。

本物の「ライヴ」だと感じ、感動しました。

近年のライヴは短め傾向、それが一昨年辺りから身に沁みて

分かってきましたが。 

そして、歌も間奏も全て長い!! プログレみたいな分かりにくい

(個人の感想)ではなく、物語性があり、山あり谷ありの展開の

曲調、見せ場が多い各プレーヤーが引きだつような曲の構成。

時代に逆行するかのようなライヴ構成にまた改めて尊敬。

びっくりさせるような 演出も、派手な花道も第二ステージも

何もないです。 衣装チェンジもない。 

本当にただ歌のみ。 (しつこい、ですが。)

近年、観たことがなかったコンサートの原型に改めて敬意を

表します。 新鮮。

 

ムスメも尊敬するアーティストのBilly と会えて本当に

良かった。 

そして・・ムスメも一応ピアノもサックスもやります。

どのプレーヤーも「あの人たち、バケモンだーー!!」

とびっくりしておりました。 (笑)

気付けば2時間半近くでした!!! ((+_+))

 

 

ちょっと書く・・・筈がまたまた長くなりましたが。

また来て欲しいなぁ・・・ でも御年そろそろ80歳に近づいてきています。

あまり長旅は厳しいかしら。 

日本滞在を楽しまれたようで。

帰国後、分かったことですが、奥様とお子さんが私とムスメが

去年行った、子豚カフェに行ったと知りびっくりしました。

え・・? 本人は? まさか行ったのかしら。

行ったらサインとかあるのかしら。 また見に行きたいな。

ありがとう、Billy  と バンドの皆さま。

出来ればまた来てください。 絶対に観に行きます。

 

勝手を言わせてもらえれば・・・

私・・ Matter of Trustは? I Go to Extremes は?

ムスメ・・・ Miami 2017は??? とずっと思っていたそう。

こんなにやったら3時間ライヴになってしまう。 (笑)

まだまだ聴きたかった曲が残りましたね。

 

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後日談ですが、17年ぶりの新曲が発表になりました。

日本公演で初披露になるかな? との噂もありましたが。

なかったです。

また仮に演奏されてもみんなキョトン?? だっただろうから

それで良かったのだと思いました。

後日、グラミー賞のゲスト演奏で披露していたとのこと。

これまた素晴らしい新曲です。 

 

過去のコンサートパンフレットです。

 

 

サックスの方! Markさん最古参の方。

若かったですね!当たり前だけど。

 

 

 

今日もお付き合いいただきありがとうございました。

良い1日を。