チュウハイです。

 

 

さて、重りとアコギの関係について、追試して色々調べました。

 

以下は、アコギ製作をしていて音響特性からギターを考える人のみに意味のある内容です。

 

 
 
追試方法。
 
各ブレース(1~4番)の上下に、順に重りを着けます。

 

 

重りは35gで固定。

 

 

重り無し↓の状態からどう変わるか。

 

 

1番上

 

1番下

 

2番上

 

2番下

 

3番上

 

3番下

 

4番上

 

4番下

 

 

 

結果を少し俯瞰的に表現します。

 

赤エリア(3番下~4番上)を中心として、端に向かうほど影響が小さい。

 

 

赤エリアはバックで一番振動するエリアですしね。
 
劇的に特性を変えられるが450Hz付近の共振が少し影響を受ける場合がある。

 

 

 

黄緑エリア(2番周り)は450Hz付近の共振周波数を大きく下げてしまう。

 

 

これは大問題。

 

アコギの一番鳴りにくい1弦5~6Fあたりの共振が無くなってしまう。

 

 

 

青のエリアで、特に1番の上は影響度としては小さい(小さすぎる?)。
 
 
 
てな感じで、言葉にすると↓こんなところ。
 
1番周り⇒効果が少なく副作用も少ない
2番周り⇒効果がそれなりにあり、副作用が大きい
3番周り⇒効果が大きく、副作用はまあまあ
4番周り⇒効果がそれなりにあり、副作用も少ない
 
 
出来るだけ軽い重りで効果を出そうとするなら3番周りに軽めの重りが良さそうです。
 
が、
 
なんとなく3番周りはスペクトル全体の雰囲気が良くない感じがします(イミフ)。
 
4番周りでどうにかした方が良さそうだよなーと考えているところ。
 
 
 
実際に4番周りで解決する場合、
 
鉛シートはブレースそのものに貼るので、結果は以下の2つの中間的なものになりそうです。
 

 

 

4番ブレースは特異的に300Hz帯の振幅・共振周波数に影響を与えます。

 

4番の重さを上げるとバックの300Hz帯共振周波数が落ちるようで、

 

結果、トップの300Hz帯共振との連動増幅が外れるもよう。

 

なので振幅が落ちるっぽい。

 

それが良いのか悪いのかは、音を出してみて判断か、な。

 

 

 

 

 

 

では。