チュウハイです。
新年早々に災害と事故が重なって、めでたくないですね。
ブログは平常運転でいきます。
12月30日に山に行き、31日はその記録動画を編集していて、いつの間にか年を越してました。
で、正月は昨年バックを弄ったモーリスに弦を張ろうと。
ナット。
もうナット作るのすらめんどくさいんです。
嫌いなTUSQだが既製品で楽をしよう。
(と、横着をした私がバカだったと後で知る。)
タスクナットはバリを取ればそのままポン付け出来るのかと思ってましたが。
底面を削ってみると、この通り穴周りや中央部が凹んでました。
まあいいよ、面出しくらいはやるよ。
と、弦を張って音を出しました。
しかし。
……TUSQの音、酷すぎやせんか?バカじゃないか!?
と思うほど酷いTUSQの音に我慢できず、有り得ない成形をしてある元々のナットにしました(この状態で売ってた)。
知ってたじゃないか。TUSQは鬼門。
私のバカっぷりは仕方ないとして、久々の録音です。
バックブレースのみを変えると、ギターはこのように変わります。
バックブレース交換後
バックブレース交換前
ここ暫く行った「周波数的な意味でのバックチューンの違い」は伝わらんし、言葉で説明しても仕方ない。
それよりも、全体のトーンの違いが大きいですねぇ。
以前の方がより広帯域が意味を持ち、とてもオープンな雰囲気。
バックが「強く鳴っている感」があり、ギターから全方位に音が飛んでる。
対して現在は、かなりレンジ感が狭くなった印象。
アコギにとって重要な帯域にフォーカスしてソリッドな鳴り方です。
バック振動は以前より抑えられ、ギターの前方に音が飛んでる体感。
レンジ感の違いについても、スペクトル右側の減衰の仕方に表れてますね。
現在
以前
この違いには作業中に気付いてました。
弦の音にも明確かつ大きな差が出ますね。
にしても、どっちがいいとも言いにくいな。
以前のは出過ぎ。現在は出なさ過ぎな気が。
というか、トップチューニングが間違っていてバック以前の問題がある。。。
現状を纏めて簡潔に言えば、
バックはもうちょい鳴らしていい。
トップは鳴らし過ぎ。
「まとも」にするには、バックはさらにブレースを削る必要があり、トップは全ブレースの作り直しが必要です。
そして、まともに「使える」状態にするには、少なくとも指板の交換が必要。
場合によってはネックに追加補強を入れる必要もあります。
うーん。
諸々、やる元気ないんだよなぁ。
では。