チュウハイです。

 

 

先日、ヘッドホンのイヤーパッドカバーを台所用洗剤に浸け置きしたのです。

 

 

数時間後、カバーに染み込んでいた私の皮脂が流れ出ました…

 

 

 

汚くてすまんが、この絵面には自身でゾッとしましたのよ。

 

 

 

 

さて、本日は久々にアコギチューニングのシビアな話。

 

 

アコギのバックに追加塗装をしました。

 

元は木地にシェラックを数回塗っただけの状態。↓これしか撮らなかった。

 

 

 

シェラックの艶感はあれど、塗膜はゼロに等しい状態ですね。

 

 

 

このシェラックをプライマーとして、常識的な範囲のシーラー層を作りました。

 
 

 

 

 

暫く乾燥させてから、薄いシェラックで仕上げとします。

 

面を出す目的ではなく、厚みを作る目的でサンディングシーラーを使いました。

 

 

 

これ、ギターのチューニングとしての塗装でして。

 

結果は読めていて、その通りに音が変化しました。

 
 
まだシーラーがちゃんと乾燥硬化してませんし、カメラ録音ですが。
 

 
 

 

これじゃ何も伝わらないでしょうけどもw

 

顕著な変化としては

 

①上の実行レンジが少し狭くなった(落ち着く)

 

②膨らみ散ってしまっていたローエンドが抑えられた(落ち着く)

 

③結果として、各単音がソリッドで明確になった

 

というところ。

 

 

 

結果は当たり前に読めていたけれど、やってみて「そうだよなぁ」と。

 

ギター塗装をするってことは、良くも悪くもレンジを絞ったり(フォーカスさせたり)、音をソリッドにしたり(鳴りを抑えたり)という意味があり、ギターの音に一定の影響が必ずあります。

 

で、その影響込みでギターの音であって、塗装が薄けりゃいいとか厚けりゃダメとかいう話じゃないんですよね。

 

 

 

塗膜によるハイカットはバイオリンのニスと同じ考え方ですな。

 

生の木は驚くほどにプレゼンス領域がハイレンジで「鳴ってしまう」し、いくら加工してもそれは変わりません。
 
それゆえ、木以外のマテリアル(塗膜)でハイカットかける。
 
ハイを落とした結果として、柔らかで音楽的な音になるわけです。
 

トーンとして「木=温かい」てのは、実はイメージ先行の思い込みだったりするのであった。

 
 
 

 

 

では。