チュウハイです。
久々にギターの深い闇?の話。
実は10年ほど宿題にしていたことがありまして。
その検証をしてみました。
このトップ材を使いましょうかね。
荒材⇒#400までサンディング⇒#2000までサンディング
それぞれの表面状態でタップトーンを録音しました。
荒材から#400で板厚がちょいと落ちるので音程が下がるのはまあ良いとして。
音色的にどうでしょうね?
と言われても明確には分からんですよね。
てことで、いつものアレ。
荒材
#400
#2000
板を削ることで、ただ剛性が下がるだけなら、波形が同じバランスで左に移動するだけです。
が、そうでは有りませんね。
特に#2000までサンディングすると違いが顕著で、赤丸のあたりが荒材や#400より明確に鳴ってます。
音色的には、パキッと感、輪郭感、華やかさ、とかそういう帯域の変化が最も有意かと。
高域が良く鳴るってことですね。
という認識で聴くと、#2000が最も硬さのある音に聴こえると思いますよ(擦り込み)。
そんなわけで、
「ギター材は、その表面の状態によって、違う音色を鳴らす」
つーことを、確認しました。10年前には体感的に知っていたこと。
(もう一度再現実験した方がよい気がしているが…)
だから何だ?と言われるとプレイヤーには関係ないのですが、作り手には結構重要なアレと言えるのですよ。
あと、
塗装して磨き上げれば、表面は全部同じだろ?
と考えることもできますが、
私のアテにならない直感によると、それはまた別の結果になろうと。
木の問題は木の問題で、塗装の問題は塗装の問題、だと思いますよ、恐らく。
では。