チュウハイです。

 

 

文化の日ということで、文化的なことでもしようかと。

 

これだ。

 

 

 

昨年作った、世界で一つのアコギピックアップ。

 

 

 

これをアコギにインストールしようかなぁ?

 

と思ったが、その前に動作テストだ。通電するの久々だし。

 

 

サウンホールの目の前、弦から2cmくらいの位置で録音しました。

 

 

 

ふむふむ。

 

我ながらやはり良いピックアップを作れたものだw

 

 
 
当然、EQでローカットしてますが、低音の処理はちと課題。
 

リバーブももう少し。基本的な設定はこんな感じで良さげですが。

 

 


肝はテイルに少しディレイを入れることかと。


ギターの発音と共に深いリバーブが発生すると、生っぽさがなくなっちまいますので。


 

 

なんてことをDAW上でやってましたら。

 

そもそもギターのチューニングがな…と。

 

いつもの病気が発生しました。

 

 

 

リアルタイムでギターの共振状況をモニターしますとね。

 

150~180Hz付近(囲ったとこ)がまあ弱い。

 

 

 

 

弦で言えば4、5弦の鳴り。

 

本来、アコギで最も大きな音が鳴るところです。

 

 

 

つーことはこの帯域の共振が上手く発生していないってことです。

 

つーことは、Xブレースが強すぎて振動を抑制しているってことです。

 

 

 

これは解釈の違いとかではなく、物理的に間違いない話で御座います。

 

 

 

で、4、5弦そのものの鳴り方も問題ですが、聴覚的に150~180Hzてのはそれ以上の役割を持ってまして。

 

この帯域は6弦ローエンド帯域の2倍音にあたります。

 

特に「低音」の世界では、人は低音そのものではなく、2倍音で音程感と音像の明確さを感じ取るものです。

 

そして、低音そのものである基音(下支え)と2倍音(明確さ)が合わさることでパワー感を感じるものです。

 

いずれかだけではパワー感は生じません。

 

ベースでも50Hzとかの低音よりも100Hz付近が重要なのはそういう理由。

 

 

そういうものなんす。「低音」の組成というやつは。

 

つまり、現状は2倍音が足りないから低音の質感がモコモコとしてイマイチに感じられるわけですな。

 

 

 

じゃあXブレース削ればいいじゃんって話なのですが、

 

実はXブレースを削るのではなく、同じような結果を出すための全く別のアプローチが正解の可能性もあります。

 

…めんどくさくて木工やる気ないっす。

 

 

 

 

では。