チュウハイです。
さてさて、出来るときに少しでも作業やりましょう、と。
昨年末ごろから放置になっていた自作品。
バックを仮接着したところまででした。
改めて、箱としての特性を出してみるとこんな感じ。
かなりいい具合に右肩下がり&豊富な共振点を持っているギターになりそうな気がします。
なのでさっさと進めたいのだ…が。
バックを仮留めとしていたのはここが理由です。
いずれもバックが関わる・バックが決める共振です。
要するに、100Hz前後のローエンド、200Hz付近の3弦の鳴りをバックが決めるのです。
その共振位置を調節するのが本日の作業。
つーことで、バックを外しまして、
ブレースを削ってボイシングを行います。
タップしながらこれくらいに削りました。
箱から外してしまうと、周波数の絶対値による判断は出来なくなるのですが、
ボイシング前に目星をつけた周波数が、
ボイシング後は20Hzほど低下。
これで悪くないところに落ち着くんじゃないかな?
と考えています。
あと、周波数的な視点だけでなく物理的な視点でもボイシングを行いました。
まず、バックのローエンドの振動てのはこういう振動モードなのですな。
こういう振動が発生する物性を考えてみると、
↓この2つの地点のタップトーンが同じような音である必要が有ります。
これはクリア。
ただ、さらに別の角度からこの振動モードを考えてみると。
板の縦方向と横方向の剛性が有る程度一致する必要があると思います。
曲げてみると、両者の剛性が全く違うんだよな。
今のとこ、横が強すぎるんだが。。。
どうしたものかな。
てな感じの今日の作業でした。
作業をしにくい環境になってしまいましたが、ヘンタイ魂は不滅なのである。
では。