チュウハイです。

 

 

実は、トップとネックの接着をやり直しました。

 

 

 

出来るだけ悔いは残さない方がよかんべ。

 

 

 

次はサイド接着。

 

その前にサイドバックを切り離します。

 

 

 

 
そしてその前に、ネックブロック周りを除去せねば。
 

 
 
削る…かなぁ。
 
 
 
上のブロックを切り落としたら、裏側に製造年月日のラベルが。
 
 

 

 

気付かんかった。

 

昭和54年12月19日。

 

42年前のギターなのですねぇ。

 

ワイよりオッサンである。

 

 

 

 

そうそう。

 

サイドを強くするために26本のサイドブレースを接着したわけですが。

 

 

 

 

とあるルシアーがサイドの「質量」と音響の関係について解説しているのを発見。

 

彼が結論的に述べていた内容は以下の通り。

 

 

 

(DeepL翻訳そのまま)

 

サイドの質量を増やすことで:

1) 音量とプロジェクションの増加。

2) 低音域のレスポンスの向上 - ブーミーではなく、よりダークでふくよかなサウンドになります。

3) 高音域にキラキラとした輝きを加え、低音域とのバランスを取り、よりバランスの取れたギターを実現する。

 

 

 

サイド自体での振動ロスだけでなく、軽く弱いサイドはトップ・バックの振動の仕方に悪影響を与えているそう。
 
 
 
実際に何がどのくらい?ではありますが。
 
サイドブレースの有無により、バックのタップトーンがどう変わるか。聴いてみましょう。

 

 

 

 

…記載の通り、バックブレースの整形も含んでます。

 

整形と言っても、派手には削っておらず、ブレースの端を処理しただけではあります。

 

 

 

 

今回はサイドブレース単体の効果測定はしてません。

 

もろもろの結果として、よりレゾナントなバックになった、ということだけです。

 

 

 

「レゾナント」の部分ですが、スペクトルで見てもとても分かり易く良好になっております。

 

弄る前

 

弄った後

 

 

 

すっごい綺麗な右肩下がりやん。

 

スペクトルが綺麗に右肩下がりの音、てのは基音と倍音のバランスが良く「音楽的な音」である可能性が高いのね。

 

 

 

ただ、バックの基音周波数250Hzがちょいと高いです。

 

10Hzほど落として240Hzくらいにすれば、箱にしたときに220Hzくらいに下がると思われます。

 

バックブレースか板厚を削って周波数を落としましょう。

 

 

てのがバックのチューニング。

 

200Hz付近ということで、ここで3弦の鳴り方が決まる感じですな。

 
 
 
 
では。