チュウハイです。
作業に向いた季節になりました。
ダラダラしてると真冬の乾燥が訪れるので、ゆっくりでも確実に進めなければ。
てことで。
Xブレースから作っていきます。
初日としてはここまで。ブレース材の寸法出しをしつつなので、なかなか…ね。
今回、サウンドホール周りは面で支える形にします。
ここは線より面の方が良い気がするんだ、なんとなく。
ブリッジプレートはホンジュラスローズウッドです。
久々にホンジュラスローズウッドを加工し、懐しい気持ちに。
ローズウッド類の中では突出して脂分が少なく、匂いも濃厚系ではなく爽やか系。
他のは割と方向性が似ているのですが、ホンジュラスローズのみがかなり特異な性質を持っている気がします。
だからギターにとってどうこうという話はありませんけども。
話は違いますが。
「鳴り」とは何でしょうね。
「鳴る」とはどういうことでしょうね。
今回使用しているホンジュラスローズウッドはとても良い音響特性を持っています。
ボリュームを大きくすれば、スマホスピーカーでもこの材の鳴りの良さが感じられるかと。
「鳴る」という言葉には、自発的・積極的なイメージがある気がします。
人によっては、「発振」に近いイメージを含んでそうな。
しかし恐らく、ギターや木材の「鳴り」は自発的・積極的ななものではないんだな。
振動を邪魔する・減衰させる要素が少ない。
その結果として振動が長続きし、一部が共振している。
くらいのものが「鳴り」の正体だと思うんだな。
と考えると、
ギターをどう作るか?がまた違うものとして捉えられます。
単なる概念とか言葉の遊びでなく、根本的にこういう部分をどう捉えているかで
ギター製作のやり方が変わると思うんだな。
では。