チュウハイです。
昨日ワクチン注射したところが痛くて、腕が上げられません。
フツーにしてれば痛くないんですけどね。
腕を肩のあたりまで上げると痛くて、結構不便です。
はい。
要らんと言ってるのに…
知人から押し付けられました。
フリーダムのブラス製ネックプレート、の重い方。
押し付けられたので、検証しない訳にもいかんなぁ。。。
ということで、フェンダーのネックプレートとの比較。
フェンダーは49g。
フリーダムは79gと80gを行ったり来たり。
フリーダムはフェンダーの1.6倍くらいの重さです。
ちなみに、以前作ってる最中に割れたココボロ製は8gです。
極端に軽い木製の方が、興味深い件w
また作るか。
音がどうなるか、結果は読めますが録音比較もしましょう。
オーディオインターフェースの入力ゲインは同じ。
ジョイントボルトの締め具合も、それぞれのプレートに合わせたゼロポイントとし、ほぼ同一セッティングです。
では、テキトーに弾いたライン音です。
ふむふむー。
違ってあたり前田のクラッカー。
フリーダムの方が重心が下がって、落ち着いた感じですね。
6弦ゼロフレット~1弦12Fを網羅する形でコードを鳴らした場合のスペクトルを見てみます。
フェンダー
フリーダム
例によって、ちょっと分かりにくいすね。
目についたのは1.5kと3k付近でしょうか。
いずれの帯域もフェンダーの方が良く出ています。
フェンダー→フリーダムに変更することで、
1.5kが少ない分、よりソリッドで暗いトーンに。
3kが少ない分、シャリツキが抑えられて落ち着いたトーンに。
明確に読み取れるのはそんなとこ。
耳で聴いた感じの説明としても齟齬がないかと思います。
もうちょっと分かり易そうなところで、12FバレーのメジャーEコードを鳴らしたときの違い。
チューニングがアレだったが。。
やはりフリーダムの方がシャリツキが抑えられて、その分綺麗に響いているような聴こえです。
スペクトルに明らかな違いが見て取れます。
フェンダー
フリーダム
コードトーンとして見ると、フリーダムの方がドンシャリ、かつ低次倍音が少なめ。
フリーダムの1kと3k付近が、ガクーンと落ちてます。
先ほどと谷の位置がちょいと違う気がしますが、概ね1k付近と3k付近に違いが出るってことでしょうかね。
基音周波数帯はプレートによる違いが殆どないように見えます。
倍音に関してはフリーダムは減る方向での変化を生んでます。
(弾くポジションにもよるんだけど)
その結果、音色的には重心が低くなり、落ち着いた感じになるのは間違いないかな。
音色ではない部分に着目すると、
フェンダーの方が解放感がありダイナミック。
落ち着いて締まった雰囲気があるのがフリーダム。
そんな違いがあります。
録音波形を見ても、フリーダムの方が表現されるダイナミクスが小さいように見えます。
力の入り具合の違いかも知れませんが。
ただ、弾いてる感覚としても、フリーダムだとちょっと押さえつけられるような感覚があります。
良く言えば、暴れを抑えてくれる・落ち着かせてくれる。
悪く言えば、レスポンスが悪くなる。
そんな側面もあります。
なるほどなぁ。
フリーダムのプレート、ギターによって効果の出方が変わるというか。
ギターとの相性が有りますね。
さらに、使う人が「どこの帯域をよく聴いているか」によって、その効果も違って捉えられるでしょう。
レビューで正反対のことが書いてあったりする理由が分かった気がします。
私としては、
バカ鳴りしていて音の輪郭が乏しいギターにはフリーダム。
暴れるギターが嫌いな人にもフリーダム。
要は、相対的に倍音が多すぎるギターのトーン改善に良い、と思います。
ネックが弱くて基音がまともに鳴らないギターだと、より悲惨なことになるかも知れません。。。
では。