チュウハイです。
これらのアコギのキャラクター、とても良いと思うのですよね。
↑いずれも、バックが「ホワイトオーク」。
とても気に入ってます。動画で聴く限りw
個人的に、マホ系もローズウッド系も、「癖が強い」と感じることが結構あるんです。
良かれ悪しかれハッキリとした方向性があるってことなんですが。
対してホワイトオークは、
良く言えばバランスが超良い、悪く言えば味がない、
動画から判断すればそういう感じだと思います。
からの~
久々に木材買いました。
ホワイトオークを買った、てのが自然な流れ。
でも、買ったのは国産のミズナラです。
特徴的な杢、虎斑(とらふ)が出てます。
木取りも良く、ほぼ全面で本柾目のバック材が取れます。
細かい導管の穴が目に沿って縦に並んでますね。環孔材。
ミズナラとホワイトオークは同じブナ科の仲間です。
↑のMartinも藤井氏のギターもトラフが出ていて、似た雰囲気です。
一般に、ミズナラよりホワイトオークの方が少し重硬。
いずれも、マホより少し重硬。
いずれも、ウイスキー樽の材料として有名、、、っていうほど有名ではないか。
買う前にミズナラについて調べたので、書いときます。
国産「ミズナラ材」は、北海道産が最高級とされています。
枯渇して、道産ミズナラの流通はあまりないらしいです。
が、ギター野郎には多分関係ないのです。
北海道産=最高級と言われるのは、
「家具などに使う場合」の話です。
ある研究によると、
オーク類は、年輪幅・木目の幅が狭いものは強度が低いらしいです。
年輪幅と強度の関係はこんな具合↓だそうで。
1.2mm以上 →硬く強い。構造材などに。
0.8~1.2mm →狂いが少なく比較的強い。
0.8mm以下 →弱い。小さな工作専用。
産地ごとの平均的な年輪幅で見ると、
北海道産 →0.9~1.1mm
東北産 →1.4mm
飛騨産 →1.9mm
北海道産は最も強度が低い部類なんですね。
目が詰まっている分、見た目が整った印象で、かつ柔らかいので加工しやすい。
そういう意味で家具に使う分には北海道産なのですね。
ミズナラの気乾比重は0.67程度で、アコギ用としては柔らかい部類の材です。
であれば、極力強いモノを使いたくなります。
また、先行事例で実際に使われているのはホワイトオークですから、
アコギに使うなら、ホワイトオークに近い東北産か飛騨産のミズナラ。
と考えればいいんだろうなー、と。
で、私が買ったのは岩手県産です。
年輪幅を実測して見ると
最も狭いところが1.2mmくらい。
平均的には2mmくらいあろうかと。
まあそれだけで強度は計れないんですが。
良好な木取り、15年以上自然乾燥、という条件もあり、ハァハァしてポチッてしまったわけです。
ふふふふふ。嬉しいな。
しかし、
手ノコで板を4枚下ろしにしなきゃならんのだ…
軽く死ねますね。
では。