チュウハイです。

 

 

 

これ、改めて根本を見直そうと。
 
 
 
 

ネック周りの図面を確認。

 

 
 
 
どんな図面を見ても、フェンダー系のネックは、大体20mm厚の板から切り出しただけ。
 
 
 
ボディとネック、ネックと指板、指板とヘッド、全て平行で、アングルを入れる加工などなく、
 
工業製品的に、割と容易に作れるのが特徴です。
 
 

 

そのうえで、現寸法をチェック。

 


 

 

あー。

 

はいはい。

 
忘れてたよ。
 
 

 

私のは、ヘッドにアングルが付いてるんです。

 

 

 

 

上に書いた通り、

 

フェンダーネックの設計・特徴は「全て平行」なのです。

 

ヘッドアングルが入ってることで、設計上のテンションから外れてますね。

 

 

 

 

そうだったなー。

 

 

製作時に、意図せずね。

 

トリマー切削の熱でヘッド側に逆反りと捻じれが発生。

 

 

 

 

一度は製作を諦めたものの、

 

10mm厚の指板を使って、無理矢理にネックにしたのよね。

 

全て正常には戻せず、逆反りがヘッドアングルとして残っています。

 

(アングルを残さないとヘッド厚が確保出来なかった)

 

 

 

 

 

ただですよ。

 

工程を考えると、こうなっちゃうのは当たり前というか。

 

特別に私が、このネックが、不運だったとは考えられないのです。

 

 

 

 

だって、

 

ギターファクトリーでも、ルーター的な高速回転する刃物でヘッドの落とし込み加工をするわけです。

 

 

 

私が作ったときと同じように、ネック材はかなりの摩擦熱を受けます。

 

 

 

てことは市販品も、同じようにヘッドが逆反りしてるケースが多い筈じゃね?

 

 

 

 

そう考えられるのです。

 

 

 

じゃあ、我が家のフェンジャパネックを見てみるべーや、と。

 

 

 

 

だよなぁ。。。。

 

線を引かずとも、目視でアングルが付いてるのが分かります。

 

 

 

んだば、他のは?

 

と、ネットに落ちてる画像でも、アングル付いてるのが殆どのような。。。

 

 

 

 

…ていうかさ。

 

設計とは?w

 

 

 

そして、

 

アングルの付き方や、テンションに関わる位置関係が個体によって全く違う…

 

 

 

このネックはあまりアングル付いてないように見えますね。

 

 

テンション感が個体によって大きく違うのはそういうことか。。。。

 

 

 

…ていうかさ。

 

「設計」とは?w

 

 

 

 

 

私の勝手な考えですけど、

 

フェンダーがわざわざヘッドにアングル入れて作るような面倒をやるとは考えにくいです。

 

 

 

やはりフェンダーネックも、切削時の熱で「反っちゃってる」んだろうと。

 

で、その反りは誤差なり許容偏差ってことで、

 

「全部アリ」

 

それがフェンダーネックくさいぞ。

 

 

 

 

 

製造についての真偽は分かりませんが、

 

ヘッドアングル入りのネックがどうやら沢山ある。

 

アングルの程度には滅茶苦茶なバラつきがあり、設計の意味が疑われるレベル。

 

それが事実でしょう。

 

 

 

ここまでくると

 

何が正しいのか、わがんねw

 

私のはどういう方向に持っていくべきかw

 

 

 

 

 
 
最短距離の木工で作ると、恐らく反って設計通りのネックにならない。
 
反りを修正する余地を残しながら作ると、生産効率が超落ちる。フェンダー的合理精神から外れる。
 
 
フェンダー的なものの矛盾というか葛藤みたいなものがネック製造にあるようです。
 
 

こんなこと、知ってた?w

 

わたしゃ知らんかった。

 

 

 

…カスタムショップ製のヘッドアングルはどうなっているんだろうか。

 
気になる。
 
 
 
 
ちなみにアングルを付けることに解を見出す人もおられます。
 
つまり、↓のように意図的に作るケースもあると。
 

 

 
 
ほんと、何が正しいんだろうかねw
 
 
 
今のところ、私の中では。
 
単なる寸法の問題ではなく、材料特性との兼ね合いでアングルやテンションが決まるべきであろう。

そういう話。


恐らくこれが正解で、いまいちバランスが悪いテレキャスターやストラトは、材料特性とテンション設定がミスマッチなのです。
 

 

 

では。