さて、製作中のギターですが、昨年末から放置しています。
作業をする気が全く起こりません。
どこかで気合を入れなおしてやらないと前にも後ろにも状況は動かないのですが。。
どうしよかなー、と思いつつ日々が過ぎ去ります。忙しいし。
忙しいと言いつつ、性懲りもなくヘッドホンを弄りました。
どうしても気になるもんでww
音の定位がびみょーーーに左に寄ってるのと、左右の音質が違いがあって、違和感がぬぐえず。。
左側からの片出し配線だったものを両出しにしました。
汚い図ですが、片出しヘッドホンは青線のように右から左に配線を引っぱってるわけで。
左右(赤青)の配線の長さが違う上に、右の配線は1箇所半田付けする場所も増えます。
それにより、右の音質や音圧レベルが左より劣化し、気になっちゃう場合があるわけですね。
というか、ほとんどの場合は左右に大きめの差が生まれてしまうわけです。
両出しにして左右の配線環境を合わせてあげれば、ほぼそういうことはなくしてあげられる、と。
実際、両出しに改造して明らかに定位も右の音質も変わりました。
と言っても、人によっては気づかないくらいの違いかも知れませんが…
しかし、完全な解決はしていない気もします。
もしかしたらClassic Proのプラグ類の精度が微妙なのかも知れませんし、ヘッドホンのドライバー周りに問題があるのかも知れません。
まあ、意識しなければ違和感を覚えず済むくらいには改善した気がします。
やりすぎは無意味だ。いい加減やめよう…
最期に長い余談です。
ヘッドホン弄りの過程で、Belden 88760というケーブルも試しました。
使った感じ、あーやっぱりベルデンだなぁと思いました。
ギターのシールドケーブルにもよく使われるベルデンの配線材について、怪しい理解が一般化しているようなので書いときます。
ベルデンの線材は、基本的に中高域が詰まった音です。
その結果として、詰まりの少ない低域がモリっとした感じに聞こえるものです。特に「低域が出る」というわけではないですし、フラットな特性でも有りません。むしろ、中高域が少し後ろに行ってしまう感じです。
定番の8412・8503、ヘッドホンに使われる88760については、この捉え方が正しい(と思いますw)です。
あまり褒めた表現をしてませんが、ベルデンは好みに合うなら良いです。
特にエレキの中低域にパワー感を求めるなら良いです。
また、「エレキギターの音」というのは伝統的にフラットな特性の線材の音ではなく、ある種の劣化がトーンを作っています。
ですので、フラットな特性の線材を使うと、エレキの音としてはあまりイケてない音になりがちで、ベルデンのような、劣化が分かるケーブルの方が良い結果を出すことが多いです。
でも、私としてはベルデンはかなり味付けの強いケーブルなので、ギターのシールドケーブルで数メートル引き回すとちょっと色が付きすぎる気がします。ベルデンを使うならギターの内部配線が正解な気がします。
最近聴いている曲。
では。