モダンタイムス(上) (講談社文庫)
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伊坂 幸太郎
講談社 (2011-10-14)
売り上げランキング: 274
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すいぶん前に、『魔王』を読んだが、つながりのある作品。
物語に引き込まれながらも
今の日本、今後の日本、今後の世界について考えさせられた。
確かに、今の時代、何かわからない時には、迷わずインターネットで「検索する」。
便利になった反面、その代償はいろいろあるはずだ。
この話の登場人物の中で、主人公の妻の「佳代子」がすごい。
恐ろしいが、純粋であり、このキャラクターに元気づけられる人も少なくないはすだ。
以下、心に残ったセリフ。
「どんなことでも、2回やりゃ、慣れるよ」
「楽観とは、真の精神的勇気だ」
「人生は要約てきねえんだよ。・・・・
日々の生活は削られる。・・・・
本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。
・・・」
「たくさんの製品を製造して、管理機構を作って、最大限の効率化をはかる。
技術力、システム化が進む。
すると、だ。分業化が進んで、一人の人間は今、目の前にあるその作業を
こなすだけになる。当然、作業工程全部を見渡すことはできない。
そうなると、どうなるかわわかるか」
「人はただの部品だ」
・・・
「つまり、想像力と知覚が奪われる」
・・・
「細分化された人間から消えるのは」
「何だい」
「『良心』だ」
「物事なんて見る角度を変えれば、何が正しいかなんてわかんなくなっちょう、ってわけ」
「ルールには2種類あるの。大事なルールとそうでないルール」
「逆に考えれば、検索する人間は、検索されうるとうことにもなるんだ」
「人は一度、説明を受けるとそれをありがたい真実だと受け入れることがあります。
その後ろ側に、本当の真実が隠れていることに気付かないものなのです」
「仕事だから仕方なくやりました、なんてね言いわけにすぎないの」
「だけどね、開き直ったらおしまいなのよ
仕事でやったとしてお、悪いことをしたら、しっぺ返しが来る。
というより、誰か傷つけたら、それなりに自分も傷つかないと駄目だと思うの。
仕事でつらいことをやらないといけない人間は、悶え苦しんでやらないと」
「人間は大きな目的のために生きてるんじゃないの。小さな目的のために、行動したら?」










