チーズは、作る過程によって2つのタイプに分ける事ができます。
2つのタイプとは、ナチュラルチーズとプロセスチーズです。
ナチュラルチーズとプロセスチーズから、さらに 沢山の種類へと分かれます。
しかし、最初は2つのタイプの違いを知ることから始めましょう。
ナチュラルチーズとは
ナチュラルチーズは、生乳に酵素などを加えて固め、発酵と熟成を行うという方法で作られています。
熟成の度合いによって、チーズの香りや味に変化が起こる点が魅力です。
これは、乳酸菌が生きた状態で出荷されるためです。
香りだけではなく、形や色もそれぞれ異なるため、奥が深いタイプのチーズです。
ナチュラルチーズは、生乳の種類や、熟成させる時間、見た目などから、さらに数種類に分けられます。
プロセスチーズとは
プロセスチーズは、ナチュラルチーズから作られるチーズです。
ナチュラルチーズを数種類、もしくは1種類だけ細かく砕き、温めて溶かした後に形を作るという方法で作られます。
ナチュラルチーズは香りが変化して行くという特徴がありますが、プロセスチーズは香りや味に安定感があり、保存にも向いているタイプです。
一般家庭でも広く使用されているスライスチーズなどの商品は、プロセスチーズの一種です。
ナチュラルチーズの種類とは
ナチュラルチーズは、主に7種類のタイプに分ける事ができます。
その中でも、特に有名な4種類のナチュラルチーズを見て行きましょう。
1つ目が フレッシュチーズです。
熟成させずに食べるチーズであり、生乳に乳酸菌などを加え、凝固した後に水分を切った段階で食べるチーズとなります。
風味が爽やかで、弾力のある食感が特徴です。
チーズの中も最も癖のない味わいであり、他の種類のチーズと比較をすると水分を含んでいるため、ミルキーな香りもあります。
モッツァレラチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネチーズなどが有名です。
2つ目がセミハードチーズです。
セミハードチーズは押し固めて作られているため、チーズに対して水分量は半分以下となり、チーズの中でも硬さが特徴となっています。
長期保存に適している点がポイントです。
熟成期間も幅があり、短いチーズは1ヶ月、長いものでは8ヶ月以上です。
プロセスチーズの材料として使用されることも多い種類であり、チェダーチーズやゴーダチーズが知られています。
3つ目はハードチーズです。
セミハードチーズから水分を抜いて作られるチーズであり、水分量は30%台です。
熟成する期間は10か月となるため、味わいが深い点が特徴となります。
パルミジャーノ・レッジャーノなどが有名です。
4つ目は白カビチーズです。
表面は白カビで覆われているチーズであり、中は非常に柔らかく仕上がっています。
比較的癖の少ないチーズであるため、初心者でも食べやすいでしょう。
白カビチーズは、カマンベールチーズなどが有名です。
チーズ選びに迷ったら
チーズのタイプと種類を見て行きましたが、チーズは非常に種類も多いため、どのチーズを試そうかと迷ってしまう事もあります。
その様な場合は、様々な種類のチーズが少しずつ入っているセット商品から試してみましょう。
好みの味を見つけたら、ブロックで購入してみることがおすすめです。