行政書士の徳永知一です。今日は2018年2月8日です。

 

 昨日の午前、十三の第七藝術劇場に映画を観に行きました。出張ついでの空き時間なので、たまたまその時上映してた「人生フルーツ」というタイトルの映画です。スローライフをおくる老夫婦のお話程度の知識しか無い状態で観たんですが、、泣けてしまいました。 秀作でした。

 

 「まいた種が、芽を出し、花を咲かせ、果実を実らせる」

 

 人生において、若いときに一生懸命に働いて、その結果得られる果実、ご褒美って何なんでしょう。

 自分の考え方が認められ、採用され、モノが作られること?

 意に沿わないけれど、大きな仕事を任されること?

 出世すること?

  

「人生フルーツ」を観ていると、そんな即物的なことは果実でも何でもないということがよくわかります。世のため人のためと、自分の信じる道をこつこつ生きていたら、自分のまわりに自然に果実が実って、いつのまにかその果実をまわりに配る人になるんだ、ということがわかります。

 

 主人公の津端修一さんの日本住宅公団時代の後輩が出てきます。この後輩は今、大学の名誉教授です。その後輩が言う。

「津端さんが描いた高蔵寺ニュータウンのマスタープランは、その時代にはない斬新なものでした。しかし、限られた土地に大量入居者を受け入れる公団のミッションと衝突し採用されませんでした。それで、なぜスローライフ、スローフーズに走ったのか、私には理解できませんでした。

 

 私も30代、40代の会社員時代にこの映画を観たら、何の感動もしなかった、と思う。人生の第1ステージを終えた今だからこそ琴線に触れたんだろう。

 

 津端修一さんはこの撮影の最中に亡くなった。日課の草むしり後のお昼寝につき、そのまま息を引き取った。うらやましいほどに見事に人生を全うされた方です。

 

作品を紹介します。

 

(転載貼り付けはじめ)

映画『人生フルーツ』津端さんがくれた未来の種

http://www.realdanchiestate.jp/?page_id=3279

 
高い志と、現実

全国に団地をつくるため、1955年に設立された日本住宅公団。その創設メンバーとして津端さんは入社します。

大学では丹下健三の教えを受け、卒業後は前川國男の紹介でアントニン・レーモンドの事務所に入り、その後、坂倉準三の事務所を経て公団へ。まさにエリートという言葉がピッタリの津端さん。

 

公団では数々の実績を残していますが、団地全体の配置デザインを多く手掛けた津端さんは、その作風から「風土派」と呼ばれるようになり、その思想は後の団地設計に大きな影響を与えます。

 

それは団地を建てる前の自然地形を壊さずにそのまま残し、その記憶を住まい手に伝えていこうというもの。「自然と人間の関係を問い直す」ということを意識していたのだと、後に津端さんは語っています。

 

そんな思想に基づいて、数々の素晴らしいデザインを残した津端さん。

 

ですが、団地の設計において、いわば“原案”ともいうべき津端さんのデザインは、実際の建設までに変更を余儀なくされ、当初の思想とは異なる形で建設されるということがしばしば起こります。というよりも、むしろほとんどの現場において、崇高なその思想は理解されず、丘を削り、谷を埋め、木々を切って、更地にして建設をするという方法が選ばれる、ということが起こるのです。

 

そんな憂き目ともいえる状況が続いた津端さん。そして時代の変化も相まって、さらに逆風が強まります。

高度経済成長によって都市部に集中した人たちに、住む場所を確保するためつくられた団地。しかし、その供給を担っていた公団に、もうひとつの役割があったことは、あまり知られていません。

 

それが「ライフスタイルの革命へのチャレンジ」であったと津端さんは語っています。

 

当時、衛生面でも環境面でも良好とはいいがたかった一般市民の生活。それを、西洋諸国に劣らない水準まで押し上げ、豊かな生活環境を提供すること。そのためのデザインや設備、構造、工法などの追及が、初期の公団に課せられた重要なミッションでした。

 

そして、それこそが津端さんを公団へと入社させた、最大の動機だったのです。
名建築家たちのもとで学び、海外の建築事情にも精通していたという津端さん。そんな彼が公団への入社を選んだ理由を、後にこんな風に語っています。

 

「当時、戦後の最高の技術を見て、それを市民にプレゼントしたいと思って僕は公団に入った」のだと。

しかし、そんな高い志で団地をつくろうとする津端さんの気持ちとは裏腹に、1970年代に入る頃には予想を上回るペースで都市部の人口が急増、公団は住戸供給数のノルマ消化に追われるようになっていくのです。

 

津端さんが遺した種

そんな逆風が特に強かった東京に見切りをつけ、新天地を求めた津端さんが選んだ仕事、それが生まれ故郷である愛知県の高蔵寺ニュータウンの建設でした。そして、後にその一画に土地を手に入れてつくったのが、この映画の舞台になっている大きなキッチンガーデンのある小さな家です。

 

メディアで取り上げられることも多い、その暮らし。若い女性も憧れる理想のライフスタイルに浸ろうと、待ち構えていた気持ちはしかし、上映が始まるとしばしその居場所を失うことになります。

 

うっそうと茂る雑木林の中をカサコソと歩き回り、寡黙に畑仕事をする老夫婦。女性向けのメディアで露出していた、キラキラと光をまとった姿とは少し違う二人がそこにいました。

(転載貼り付け終わり)

 

(終わり)

行政書士の徳永知一です。今日は2018年1月24日です。

 

東京ビッグサイトのメディケアフーズ展と、池袋サンシャインシティの焼肉ビジネスフェアに行ってきました。

新幹線からキレイな富士山を久々に見ました。


 

飲食業界は人手不足の最前線の業界です。

病院食は盛付け済み再加熱食材としてアウトソーシングする時代になるかもしれません。

写真のメニューは450円。地方の病院は自前で調理せず、アウトソーシング先のセントラルキッツンは益々巨大になるでしょう。

フードチェーンが短い地産地消が廃れ、フードチェーンが長い添加物漬けの食材がはびこる方向に世の中が動いているのかもしれません。

<焼肉ビジネスフェア>

格安居酒屋さんを支えているのは、工業生産の如く食肉を生産している巨大食品メーカーです。弱小メーカーを飲み込んで益々巨大化しています。

 

加えて私たち消費者も、安い、簡単、便利、キレイ、美味しいを求める過剰な美意識が、食品ロス世界一の日本を生んでいる!
   

でも、もういい加減に止めたほうがいい! 

 

貧困と不平等も拡大しています。

 

環境を守り、小規模な農業も生きていける、生物の多様性も維持できる方法は・・・添加物をほとんど使わない、フードチェーンが短い地産地消が食のメインストリームになること。

 

これが食に関する社会問題を解決する一つの手段だと思います。

 

でも、どうやって実現する?  

 

ひたすら思案中…

 

(終わり)

行政書士の德永知一です。今日は2018年1月14日です。

 

 私は三田市テニス協会所属のテニスクラブで週末汗を流しています。また、ご縁があって協会の会計を預かっています。

 

 会員数1,000名、事業費400万円規模の協会です。春と秋の市民大会は理事さんらのご協力のもと4か月に渡り運営されております。こんな熱心な市協会は兵庫県に他にはありません。

 

 来月の総会に向けて決算報告書、次年度の予算案などを作成中です。活動費は本部会計を預かる私が、各常任理事さんに仮払金をお渡しし、そのお金で活動していただく、終了後に精算。私が全員の帳簿を統合し決算報告書に落とし込むという流れです。

 

 このお仕事をお引き受けした昨年は、各常任理事さんの領収書のまとめ方がばらばらで、しかも統一された現金出納帳が無かったため、データの統合作業に時間がかかり大変苦労しました。それで今年度、エクセルで共通の「現金出納帳」ファイルを作り常任理事の皆さんに使ってもらい、仕訳のルール等14項目を決め、このルールに従って科目を振り分けてもらうようにしました。

 

 100%の実施率ではありませんでしたが、統合作業はスムーズに実施できました。

 

 ところで、協会は各クラブの代表の理事さんを中心に活動しています。中には非常に熱心な理事さんもおられ、「〇〇を作って会員に配りたいから予算をつけてくれ」「プロジェクトチームを作って△△をやろう」などと提案されてきます。

 

 提案が採用されるか否かは何で決まると思いますか?

 

 提案の中身はもちろんのこと、提案者のテニスをしているときの態度や、人間性を含めその人の人格すべてを見て決まるんです。

 

 そうですよね!提案者にお金を預けても、途中で言い訳をしてやめちゃった、成果物の完成度が期待していたものよりも低かった、なんてことになる可能性があるものに大切な予算を預ける気にはならないですよね。

 

 ほとんどボランティアで協会の会計を預かっていますが、こういう経験が出来るというのはありがたいことだと思います。

 

 今年は協会創立30周年記念行事もあります。気持ちのいい汗をかきながら、今年一年走り続けたいと思います。

(終わり)

行政書士の德永知一です。今日は2018年1月12日です。

 

正式発表はまだだが、2017年の訪日外客数が2800万人を超えそうな勢いだ。推移をみるとすさまじい勢いで伸びている。

 

・いったい訪日外客数はどこまで伸びるのか?

・飲食業にとってインバウンド増加は追い風か?

・なぜ日本食を求めて来日するのか?

について考えてみたい。

 

 

 訪日外客数は2010年を越えたあたりから急速に増加し始めた。日本はデフレが続いているため飲食代が安い。また、民泊の普及とそれを利用するための『AirBnB』(エアビーアンドビー)といったSNS利用の宿泊予約サイトの充実で1泊数千円で泊まれるようになったことも影響している。

 

 観光大国といわれる国ではいったいどれくらいの観光客を受け入れているのか調べてみた。2016年の実績でいくと、フランスは人口6690万人に対して8260万人の観光客を受け入れている。人口の1.2倍だ。イタリアは人口6060万人に対して5237万人、人口の0.9倍、スペインに至っては人口4656万人に対し7556万人、つまり人口の1.6倍の観光客を受け入れている。

 

 このように観光大国といわれる国々は、自国人口と同じ数の観光客を受け入れているということになる。そうすると日本でも10年後には今の3倍、1億人の観光客を受け入れているかもしれない。

 

 観光客の訪日目的は大きく二つありそうだ。ひとつは日本の伝統文化を体験するということ、もうひとつは生の食材を食べる日本の生食文化に触れること。

 

農林水産省が平成26年9月に発表した『日本食・食文化の海外普及について』というレポートには、外国人の日本食に対する関心の高さが示されている。

 

 

 日本食の輸出額を拡大しようという狙いでレポートはつくられているが、海外の人は、日本に来て日本食を食べたいのだ。なぜなら、海外で日本と同じような生食のメニューを食べるのがむつかしいからだ。

 

 ヨーロッパやアメリカを中心に多くの国が、食品の安全を確保するためのマネジメントシステムの導入を義務化している。一般衛生管理プログラムをベースにして、製品ごとにHACCPプランを作成し、フードチェーンの安全性を担保するためのISO22000やFSSC22000といったマネジメントシステムの導入を進めている。 つまり、職人いらず、だれがつくっても安全な食品を提供できる体制を構築することが求められているのだ。

 

 日本で『すし』が発達したのは以下の理由がある。

①お米は温帯ジャポニカで冷めてもおいしい。

②日本列島は亜寒帯から亜熱帯までの気候帯にあり、東西にも長いので各地で獲れる回遊魚や地つきの魚介類は異なり、その種類は非常に豊富である。

③魚介の鮮度を保持する管理技術と流通が進化している。

④その魚介を下処理する水が安全である。

⑤ワサビ・生姜・練辛子には殺菌、殺虫力があり、その香りと辛味が食欲を促す。

⑥タネを切る刺身包丁の切れ味によるタネの艶や舌ざわりがよい。

⑦日本人の繊細さが見た目の美しい食品を創っている。

 

 以上の理由から、海外で日本と同様の豊かなメニューの『すし』を提供することは困難なのだ。だから、訪日する外国人は日本食を食べるのを楽しみにやってくる。

 

 地域全体でHACCPを100%導入して安全をアピールし、合わせて地方色豊かな食材をアピールできれば、東京や京都、大阪に流れている外国人の食のニーズを呼び込むことができるはずだ。

 

(終わり)

2017年の飲食業の倒産件数が激増、前年より約2割増しで推移しているようです。

倒産の特徴は、
 ①負債1億円未満が約9割
 ②業種別では、居酒屋など「酒場、ビヤホール」が3割増
 ③原因別では販売不振が8割

 

飲食業は「参入は容易だが、生き残るのが難しい業界」と言われています。ブームは起きても冷めやすい、新しいメニューも真似されやすい、ビジネスモデルの持続期間も長続きしない...さらに、根本的に問題なのが、消費者の景気上昇の実感が乏しく、個人消費が1997年以来まったく伸びていないということです。このような経済状況ですから単価を上げればお客が逃げるかもしれないという恐怖が常に付きまといます。

 

どうしても薄利多売に走らざるを得ない状況に追い込まれていますから、回転率を上げて儲けるよりほかない。回転率が上がらなければ...倒産する他ない。この負のスパイラルから抜け出るにはどうしたらいいのでしょうか。

 

私は夫婦で昼食を外食する機会が月に1~2回あります。なじみのお店にも行きますが、新しく出来たお店を妻の友達情報や食べログで調べて新規開拓にも挑戦しています。一度行ってもう一度来てみたいと思うお店に出会えると非常に嬉しいですね。

 

つまり、そのお店のファンになることが出来たら、お客としても非常に嬉しく、他の人にも紹介したくなるわけです。そのお店のファンになるとは、味が美味しいのは当然ですが、料理を作る人の信念・哲学に触れて共感するということも大事な要素だと思います。

 

 私が最近、ファンになったお店を紹介します。

篠山市の今田町にある”一眞坊”というお蕎麦やさんです。

なぜ、ファンになったかというと、ここのお店の「鴨南蛮」が最高に美味しかったから。それと、お店のホームページの店主のことばに共感したから。

 

(転載貼り付け始め)

一眞坊 http://www.eonet.ne.jp/~issinbou/

 

 切りそばに強さを求め続けたら「裁ち切り」という独自のスタイルになっていました。

 

鋭利な包丁で生地を引き切ることにより断面を滑らかにし、空気、水分の浸食を抑え、切り蕎麦に強い命と心地よい食感を与えております。

 

 お客様がゆっくり召し上がっても、熱いお出汁の中でもお蕎麦がちゃんと生きているようにと、そんな思いを一本いっぽんの麺線に託しております。最長で80㎝に達する麺線は「食べにくい」と時折お叱りをいただくこともありますが、どうぞ個性とご容赦くださって、お土産話にでもしていただけたら幸いです。  店主

 

(転載貼り付け終わり)

 

 この店主の言葉も、お蕎麦の味に加わるのです。実は、今日もこれから”一眞坊”さんに行ってきます。

飲食業は大変だけど、必ず成長する道はある。それを信じてがんばって欲しい。 

 

(転載貼り付け始め)

2017年「飲食業」の倒産状況(2017年12月29日現在)

東京商工リサーチ( http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180105_02.html

 

飲食業の倒産 年次推移

 

(転載貼り付け終わり)

(終わり)

 

 

 

行政書士の德永知一です。今日は21017年12月5日です。

 

 澤田サンダー監督の「ひかりのたび」を観たくて、十三の小さな映画館「第七藝術劇場」に行ってきました。


外国資本に土地を次々に買収される田舎町の住民は、その手先になって働く不動産ブローカーの男を毛嫌いしていた。しかし裏では、彼にお金を頼り自ら土地を売り消えていく人たちがいた。

 

 「ふるさとを守ろう」、「ふるさとを盛りたてよう」と建前ではいうが、本当は泥臭いお金の悩みを抱えているのだ。人間の営みのあらゆる場面に交渉ごとや駆け引きがある。この映画は泥臭いお金の話を正直に描いている。

  

 本音と建て前を使い分けて、時代の強風に煽られて生きるか、孤立を恐れず信念を貫いて生きるか、考えさせられる映画です。

 

 この映画でも取り上げられている「本音と建て前」は日本文化の特徴のひとつです。そして、この文化的要因による大企業の不正が最近次々に明らかになってきました。

 

 9月29日 日産自動車が国内6工場で社内の認定を受けていない社員らが完成検査を行っていたと発表

10月  8日 神戸製鋼所が顧客が求める品質基準を満たしていない部品を出荷していたと発表

10月27日 SUBARU(スバル)が同社の群馬製作所で完成検査員の資格を持たない従業員が検査工程に携わっていたと発表

11月23日 三菱マテリアルの子会社3社で品質データを改ざんする不正が発覚

11月28日 東レが子会社の「東レハイブリッドコード」で製品データの改ざんがあったと発表

 

  これら品質にまつわる企業不正の真因は、現場を知らない経営トップが「コンプライアンス」の徹底を強調して現場を心理的に苦しめているのことだと思います。

 

 現場は、コンプライアンスを守れば、作り直しで納期遅れ、コストアップでお客様に迷惑をかけてしまう。安くて良い製品を提供する最善の方法として、契約書に書かれた「建前の数値」と製品化された「本音の数値」を使い分けていた。本音の数値を十分確保できれば、実際のモノづくりには何ら影響ない、と考えた。

 

 本音と建て前を使い分けて、契約書より、信頼の商習慣を優先してしまった。

 現場を知らない経営者のかけ声よりも、日本の文化に根付いた「あうんの呼吸」で「信頼の商習慣」を守ろうとした。

 

 現場が喜んでこんな行為をしたとは思わない。苦しい状況の中での判断が常態化したのではないかと思う。むしろ、現場を追い込んだ経営者のスタンスの非を問いたい。 


 改正食品衛生法でいよいよHACCPが義務化されます。飲食業界は製造業界と同様に人手不足の業界です。製造業界の悲劇が飲食業界でも繰り返されるような事態は避けなければなりません。

 

 私はHACCPプロデューサーとして、「あうんの呼吸」「約束の商習慣」というよき日本の文化を残しつつ、文書化という西欧の契約社会の約束事がうまく機能するようサポートしたいと思います。

 

(終わり)

行政書士の德永知一です。今日は2017年11月27日です。

 

 京都駅前の「ホテルセントノーム京都」で、近畿農政局主催の「国産食肉の安全・安心の確保について」と題するセミナーがあり参加してきました。

 

 基調講演は岩手大学名誉教授の品川邦汎先生、生産現場の報告として、神戸中央畜産荷受株式会社の常務取締役 岩下利博氏、滋賀県大吉商店代表取締役 永谷竹久氏の三名のお話がありました。

 

 食肉関係者のお話は初めて聞きましたが、「日本の食肉に対する安全安心に関する取組みは、完全に世界から取り残されている」この一言に尽きます。

 

 世界の食品安全をリードしている組織は、GFSI(Global Food Safety Initiative)というグローバルに展開する小売業、食品メーカで構成するTCGF(The Consumer Goods Forum)傘下の食品安全の推進団体です。

 

 このGFSIが認める認証スキームは九つの国のスキームです。日本は11月に日本独自のスキームを提案しGFSIに認めるよう要請しています。日本の食料品の輸出が進まない原因の一つが、世界基準に則った安全に関する認証システムを取得していないということです。

 

 食肉加工品に関する限り、輸出可能な加工工場は日本の九つしかありません。関西には一つもありません。鹿児島県には4つの工場があります。県の力の入れ具合が影響しているようです。

 

私のプロフィールを少し紹介します。

 

 私は、パナソニックで研究・開発・設計業務を経験、発明者として200件余りの特許を出願。ある時期に自ら希望してハードディスク事業に参画しました。他社協業で信州松本市に2年間単身赴任するも事業撤退で組織解体の憂き目に遭遇。

 

 先輩に拾われカメラ事業に転身、自分を承認してくれる職場で働く喜びを味わいながら仕事に励む。

 

 高屈折ガラスの非球面レンズ量産化に世界で初めて成功。その後も国内工場の生き残りをかけて付加価値の高いモノづくりを推進。日本のモノづくりの可能性と限界を体感したのもこのころ。

 

 技術の権利化とモノづくりの課題解決能力を武器に、60歳を前にして行政書士として独立開業。

 

 ところが、在職時からおつきあいのある中小企業から、大企業を辞めたため取引終了させられ、半年間無収入に。自分のビジネスプランの甘さを大いに恥じた。

 

 そのころ、HACCPシステムという食品管理の考え方を知った。一般衛生管理という土台がしっかりしていないと機能しないHACCPは、従業員のモチベーションが維持されないと品質が確保できないモノづくりと本質的に同じだと直感的に理解できた。

 

 「おもしろい。私の技術者としての経験が活かせる分野である。」そう思った。

 

  食品衛生法改正による 義務化は食品づくりの国際化であり、モノづくりの精神と相通じるものがあります。いいモノを作り続けるには、企画・設計から製造を含むすべての工程に携わる人たちの熱心な関わりが必要です。そのベースにあるものは従業員のモチベーションです。従業員が明るく楽しく働けて、従業員が店のファンにならなければモチベーションは維持できません。

 

 私はHACCPプロデューサーとして、来年4月から全飲食店に適用される基準Bとよばれる簡易版HACCPの普及に向けて取組んでいきます。 その普及と定着に向けて、保健所や自治体とどのような協力体制で進めて行けるか検討していきたいと思います。

(終わり)

行政書士の德永知一です。今日は2017年11月24日です。

 

 今月は、本を今日までに16冊読みました。このペースは年間200冊の本を読むペースです。

 

 どんな本を読んでるかというと、HACCP業務に役立つ例えば食品衛生に関する本、食中毒の原因となる微生物に関する本。セミナー開催に向けてWeb集客のためのランディングリストに関する本、話し方に関する本、都市計画審議会の委員に選考されたので、まちづくり・地方再生・都市計画に関する本等など...

 

 本屋さんに立ち寄って買ったり、アマゾンで買ったり、図書館で借りたりです。

 

 私の机の上には、様々な分野の読みかけの本がいつも数冊置いてあります。読むスピードと本を購入するスピードは同じではありません。今は購入・借用するスピードが圧倒的に早いです。ですから、読みかけの本がたまるのです。

 

 本を一冊読み終える時間は、ハウツー物で2,3時間程度だと思います。欲しい情報だけよんで、いらない部分は読みません。時間がもったいないので。

 

 それに本のエッセンス、著者のいいたいことは全体の10%もないのだと思います。1を10や100に膨らませているだけなので、全体を読む必要はないわけです。

 

 最近始めた習慣ですが、最初読むときに記憶にとどめたい箇所にマーキングします。そのあとマーキングしたページのみ切り取ってファイリングします。その他は棄てます。このやり方は、”炎の講演家 鴨頭嘉人”さんの方法をまねたものです。

 

 私は、本は大事に保管する派だったので 本に切込みを入れる事には最初は大きな抵抗を感じました。

 

 しかし、私にはこの方法を採用せざるを得ない理由があったんです。

 

 それは、本をどんどん購入するようになって、本の保管場所が無くなってきたことです。本の上に2段重ね、本の奥に2段重ね、そんな状況になってきていましたので、やむなく、本に切込みをいれて不要なページは棄てることにしました。

 本の知識を頭に残す方法は、本を本棚に整理することではありません。だって、本棚の本を読み返すことはほとんどないのですから。

 

 必要だと思うページだけ残し、これをテーマ毎にファイリングすれば、これはこれで、立派な知識の整理方法になるわけです。

 

 私は、本棚に本が並んでいる状態にあこがれていただけなのだ、と思います。つまり、本を飾りにしていただけで、知識の源泉にはしていなかったということです。そう自覚したからこそ、本を切り刻むという暴挙を今後採用することにしました。

 

(終わり) 

行政書士の德永知一です。今日2017年11月22日です。

 

 本日、行政書士兵庫会の新入会員義務研修2日目、休憩中のエレベーターの前でばったり知り合いの行政書士2名に出会いました。

 

 私が「HACCPプロデューサー」になろうと決めた、あの10月13日のHACCPセミナーを一緒に受けていた方です。

 

 私に会うなり、「HACCPやっておられるんですね」と声をかけられました。私のブログを見ておられたようです。私が簡単に状況を説明すると、「ぜひ一緒にやりませんか」と誘われました。

 

 研修が終わった後、30分ほど3人で打ち合わせしました。場所は私の知っている飲食店です。オーナーの高瀬さんに、奥の部屋を会議室として30分ほど貸していただきました。

 

 神戸元町の私学会館から歩い3分の「FoodBar トンボ」

https://r.gnavi.co.jp/pfgbtd5g0000/

 

 ここで私が提案したのは以下の2点です。大筋でお二人の合意を得られました。

 ○飲食店に売り込む最終商品は「行政書士の知恵」

 ○見込み客の囲い込み戦略として、HACCPに関するセミナーや申請書類作成業務を請け負う

 

 課題はセミナー参加の呼びかけ方法です。Web集客方法として、ランディングページに関する情報もあふれていますが、自作は効果が高められず、本格的に導入しようとすると高いお金を支払ってWebデザイナーに依頼することになります。しかも実績のあるデザイナーに依頼しないと効果が得られない...

 

 ですから現状は、いきなりWeb集客を考えるより、地道に「チラシ配り」だろう、と考えています。

 

 もう来年の4月からセミナー営業する流れになってきました。

 

本当に、言葉にすると実現していくんですね。

 

それと、人はフロントランナーに集まってくる。

 

旗を掲げている人に集まってくる。

そんな実感が湧いてきました。

もっと、もっと、突っ走るぞ~!

 

(終わり)

行政書士の德永知一です。今日は2017年11月21日です。

 

 今日と明日は兵庫県行政書士会の新人研修会に参加中です。

 コンプライアンス、他士業との業際問題、品位の問題等々のお話がありましたが、特に業際問題では、他士業からのクレームが兵庫会に週に平均1~2回は問い合わせがあるとのこと。民間と行政を結ぶ仕事が士業ですが、まさに士業せめぎ合いの中で仕事をしている状況なのだと思います。

 

ところで、「HACCPコンサルタント」という肩書きで、来年4月から業務を開始しようと考えていましたが、この肩書きを見直すことにしました。

 

「コンサルタント」 というと、一方的に話して方針を指し示す、というイメージがありますが、それは私の目指す姿と少し違うような気がしてきました。

 

 来年4月から、小規模な飲食店も含む食品業界にHACCPが義務づけされる予定です。ヨーロッパは10年先行していますが、レビューを見ると、反省点の一つとしてHACCPコンセプトに対する理解不足と誤解があげられています。

 

 特に、日々の記録の問題ですね。記録が、タイムリーにとられていない。「フレキシブルな運用」は認められているが、どこまでフレキシブルに対応すればいいのか、お店によってばらつきもあるようです。

 

 HACCPを根付かせるためには、申請書類を書いてハイ終わり!ではなく、定着に向けたフォローが必要なのだと思います。

 

このHACCP定着に向けて飲食店さんといっしょに取組んでいく姿は「プロデューサー」と呼ぶほうがふさわしい、そう気付きましたので、

 飲食店HACCPプロデューサー

と肩書き変更したいと思います。

 

お客様のターゲットがより明確になってきたような気がします。来年1月には法案の中身が明らかになると思います。どんなサービスを提供して、お客様の要望に応えていくのか、必死で考えたいと思います。

 

(終わり)