西暦2023年、東京は多国籍化・複雑化した組織犯罪が凶悪を極める灼熱の坩堝だった。警視庁は対策の切り札に潜入捜査専門の特殊班を新設。厳選された捜査員の中でも、最も危険なのが「涼子」だ。自分の過去を拒み、美貌を拒む彼女の捜査ぶりは、苛烈で非情だ。その過酷さ故二年に限定された勤務期間での、彼女への最終任務の指令は、謎の麻薬組織への長期潜入だった。巧妙に潜入した彼女を待つ、組織内での殺人、対立組織との激しい抗争。さらに狡猾な罠が彼女を狙う!敵は、味方は、組織のボスの正体は?そして、絶望的な状況の彼女を救う愛の行方は!?


私は犯罪現場専門カメラマン。特殊な警察無線傍受キットを使い、裏の世界を探っている。目的は、フクロウと呼ばれる殺し屋を見つけだすこと。黒衣の女で、犯行後、自分の仕事現場に野次馬となって現れるらしいことから、私は写真を撮り続けているのだが・・・。


西新宿のホテルで元CIAの米人ブライドが殺され、新宿署刑事・鮫島の追う日系コロンビア人・ハギモリが消えた。事件の鍵を握る平出組の前岡に迫る鮫島。しかし、事件に関わる全てが、なせか迅速強固な公安警察の壁で閉ざされる。その背後には元公安秘密刑事・立花の影が。捜査の過程で鮫島は、美しく、孤独な女・杉田江見里と出会う。その鮫島を幾重にも襲う絶体絶命の危機!血と密謀にまみれた立花が守る、公安の奥深くに隠された秘密とは?ラストに絶望と至福が、鮫島を、江見里を。

新宿署の刑事・鮫島は、悪を憎み容赦しない。孤独に、誇り高く戦う彼を、犯罪者はたちは「新宿鮫」と恐れる。歌舞伎町の女・奈美。哀しみと孤独が溢れる彼女の心に、光を与えた男がいた。謎の影を持つ男・楊だった。一方鮫島は一人の台湾人に出会う。「ただ者じゃない」鮫島に直感させ、刺客の急襲を一瞬で撃退した男・郭。彼には標的が・・・。最高の殺人技術と、強靱な肉体を持つ台湾人の殺し屋、いや人間凶器「毒猿」だ。疾走する毒猿に新宿が戦慄!郭の目的は?奈美の運命は?鮫島、絶体絶命の闘いに挑む!圧倒的な興奮と感動が凝縮。

あらゆる欲望を凝縮した街・新宿。この街の悪に一人立ち向かう刑事・鮫島。犯罪者達は、怖れを込め「新宿鮫」と呼ぶ。彼には苦い過去があった。彼の孤独な闘いの傷を癒してくれるのは、恋人のロックシンガー・晶だけだ。新宿で警官射殺事件が発生。その時、鮫島は鍵密造の天才・木津を追っていた。連続する警官殺しに沸騰する署内で、木津にこだわり孤立する鮫島。しかし彼は、ある理由で執拗に木津を追う。一転、二転、鮫島に仕掛けられた罠が・・・。男の誇りと涙!男の愛と友情!非情な世界と、現代の男を感動的に描破した作品。


孤高の新宿署刑事・鮫島-犯罪者たちは「新宿鮫」と恐れる。新宿の高級娼婦の元締め・浜倉に何が?容赦なく目的を遂行していく殺人者。鮫島は、懸命に事件に食らいつく。浮かび上がる産婦人科医「釜石クリニック」。そこは呪われた犯罪の、そして綾香、ふみ枝、あかね、三人の女の過去への入り口だった。事件に迫る鮫島に突然、汚職・殺人の容疑が。さらに敵は完璧な罠で鮫島を追いつめる。息詰まる興奮、震える感動・・・。女達が、男達が、破滅の運命に操られていく!


新宿署刑事・鮫島-犯罪者は怖れを込めて呼ぶ、「新宿鮫」と。連続殺人の犠牲となった外国人娼婦の部屋、植物防疫官・甲屋は、突然、鮫島の前に現れた。彼は、殺された娼婦によって南米から日本に侵入した恐怖害虫の蛹を追っていた。しかし、蛹は消えていた。羽化までの数日、蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険と罠に満ちた戦慄の闇に挑む!一方、連続放火の頻発。チャイナマフィア対イランマフィアの対立の激化。絡み合い錯綜する犯罪と凶悪事件は、冬の終わりの新宿に凝縮する。鮫島に、刻々とタイムリミットが迫る!

高校一年生の久我祐介は、ある日曜の深夜、初めて買ったバイクでツーリングをしていたはずなのに、気が付くと家の前に立っていた。しかも、その間の記憶もバイクも失って! ここの体験をクラスメイトの浦沢唯華に話したせいで、祐介は正体不明の敵との戦いに、彼女を巻き込んでしまう。ついには、執拗な敵の攻撃により、祐介の家族までもが犠牲となった! この哀しみを乗り越えて、祐介たちは平和な日常を取り戻せるのか!? 

パパが天国に行った日、私はあの人に出逢った。泣いている私に、ぬくもりをくれた天使さま。あれから数年、ほんの少しの勇気が私に<イタリアンの貴公子>と呼ばれる瑛人さんと見習いシェフの航平、そしてずーっと探し続けていた<幻の本>との出会いをもたらしてくれた。 いくつかの事件で、少しずつ明らかになる天才シェフ・瑛人さんの過去。 「料理は推理に等しいという言葉は知ってるかな?」 解けない謎を頭を悩ます私に、瑛人さんは天使のような笑顔でこう言った。 女子高生りりかと謎多き天才シェフたちの、ふわりと心を包み込む、モダンとロマンのミステリー。

――「季刊落語」編集部勤務を命ず。 という衝撃の辞令から一年。落語と無縁だった新米編集者・間宮緑は職場に定着し、時に名探偵ぶりを見せる牧大路編集長の透徹した洞察力に舌を巻きつつ落語編集道に精進する日を送っていた。「静岡に行ってくれないかな」 突然春華亭古秋一門会の取材を命じられ、北海道へ出張している牧の名代として緑は単身現地入り。この一門会は、引退を表明している六代古秋が七代目を指名するという落語界の一大関心事。何故こんな片田舎で?ここ杵槌村はかつて狐の村と呼ばれ温泉郷として栄えたが、今や往時の面影はない。世襲とされる「古秋」の名をかけて落語合戦に挑む当代の息子・子市、古春、古吉。いずれ劣らぬ名人芸に感心しきりの緑。一門会直前、折からの豪雨に鎖され陸の孤島と化した村に見立て殺人が突発する。警察も近寄れない状況にあっては、電話でいくら訴えても牧とて手の打ちようがない。やがて更なる事件が。犯人捜しと名跡の行方、宿悪の累が相俟って終局を迎えたそのとき、すべての謎が解ける!