トップモデルの原亜夕子が、西湖で溺死した。事故死として処理されたが、釣部渓三郎は不審に思った。一方、相模湖で自殺した男のポケットから、河口湖にしかないはずのマリモが発見された。二つの事件には共通項がある・・・・。連続殺人?しかし決め手はない。捜査陣の焦りをよそに、八ケ岳で白昼堂々と第三の殺人が行われた。しかも、尾行中の刑事を嘲笑するように・・・。


日本有数の険谷である朝日連峰三面渓谷。その岩井又沢で菱川豪蔵の転落死体が発見された。死体検分書を見て大沢警部は一つの疑問を持った。リュックに米や味噌が入っていないのである。単独行とは考えられない。殺人!一人の容疑者が浮かんだ。菱川に全財産を騙し取られ、多摩川で謎の死を遂げた上条善三郎の娘・アキである。大沢の釣り仲間であるレジャーライター・釣部渓三郎は、アキの無実を信じ、独自の捜査を開始した。しかし、第二の殺人事件が起きた。苦境に立った釣部は、意外なヒントを掴んだ。この毛バリは・・・?この竿は・・・?


<新宿柏木署の署長の娘・佐智子が家出、AV女優となったが、その後消息不明に。なんとか極秘裏に探し出せ>指令を受けた警察手帳を持たぬ刑事・香月功は、美貌の助手・志賀今日子と捜査を開始、佐智子のヒモと判明した暴力団黒柳組の久米島のマンションに向かったが、そこには同じ組の組員森川の死体があった。やがて、久米島が佐智子を利用し美人局を働き、大手進学院の院長を恐喝していた事実が浮上したが、直後久米島の他殺死体が自宅前で発見された。はたして、佐智子の行方は?


素肌に薄いネグリジェをまとつて、女は畳の上に立っていた。顔にはもう情事の名残はなかった。ただ恐怖の視線を、男の死体にはわせていた。一方、奥多摩署の全裸殺人の容疑者として取り調べを受けた香月刑事は、警察手帳を返し、単独捜査を開始した。立ちはだかる暴力組織から逃れ、追いつめた男は・・・。そして第三の殺人が起きた。複雑な糸が見え始めたとき、意外な容疑者が浮かんだ。動機は十分だ。だが証拠はない。乾坤一擲、香月は罠を仕掛けた。しかし・・・。


日野原小川渓谷で発見された釣り師の死体。傍らのビクには七匹のヤマメが入っていた。「この魚はヤマメではない!」と見破ったのは、大沢警部の友人釣部渓三郎であった。手掛かりは、擬装用の一本の竿と籠ビク・・・。一方、多摩湖バラバラ死体の捜査は、身元が割れないまま暗礁に乗り上げていた。釣部もまた同行した女性登山者二名が山で行方を絶ち、必死の捜査を続けていた。他殺の線も強い・・・。だが、籠ビクの謎が解けかけたとき、事件を一本の糸で結ぶ、巨大な経済犯罪が浮かび上がってきた。


大手総合商社専務・仙波典之の一人娘・美希が北アルプスで消息を絶った。遭難か?誘拐か?これが事件の発端であった。警察手帳を持たない刑事・香月功は残された山日記を手掛かりに、雲取山、八ケ岳、薬師岳を単独捜査するが、何者かに襲われた。やがて一匹竜の刺青を背負った香月の決死の捜査で美希失踪の背後に、麻薬取引の絡んだ広域暴力団の抗争と巨大商社の派閥争いが浮かび上がるが、その矢先、事件の鍵を握る重要人物の死体が奥多摩で発見された・・・。果たして美希は生きているのか?


殺ったのは、俺じゃない、無実だ>戦争下の昭和17年、久世圭介は、何者かに恋人・朝比奈美子を惨殺された。だが、西青梅署は圭介を殺人犯として逮捕した。こんやくしゃのいる美子との別れ話が原因と判断したのだ。拷問による執拗な取り調べは凄惨を極め、圭介は虚偽の自白を強制され、無期懲役の刑に服した。そして、敗色の濃い昭和203月圭介は米軍の大空襲下、冤罪を晴らすべく脱走した。はたして、彼は汚名をそそぎ、真犯人を突き止めることが出来るのか?

北多摩署の刑事課強行犯係の相馬刑事は通称ウマさんと呼ばれている。ウマさんがドライブしていてワゴン車にぶつけられた。運転手は逃げ、助手席に男の死体が!この事件を皮切りに相次ぐ殺人、そして相馬と一緒に山に登った女性までも・・・。

レジャーライターの釣部渓三郎は、友人の蟹沢警部補と渡った八丈島で美女と出会った時から、相次いで起こる事件に巻き込まれる。奥多摩で釣りの事故死と思われる男が使った不審な道具、たった一週間で白骨化した疑惑の死体、国立のアパートで起こった密室殺人・・・。


恋人・水沢アキのマンションの隣室が全焼し、男の焼死体が出た。釣り部渓三郎と蟹沢警部補は、部屋の主でここ数日所在不明の独身女性を探しだせば一件落着と考え、秋田の乳頭山に出かける。しかし、この山行きが焼死体に隠された恐ろしい事件の全貌を、暴き出す幕開けとなった。