美奈---完璧な女の子だった。水着の後さえない陽に焼けた肌。すらりとした肢体。そんな美奈に出会ったときから僕の「冒険」は始まった。奈美が誘拐され、もうひとりの美少女が殺され、奇妙な刑事が僕に迫ってくる。そして、僕の運命を変えた「あの人!」。ゆれる青春を直視する。
混沌都市、新宿歌舞伎町。狂気を胚胎し、魔人をも現出せしめるフィールドに、一つの捻れた意志が生まれた。退屈な暮らしに倦んだ中学生四人が、その磁場に招ぜられ、狩りがスタートする。Θと呼ばれる物体を操る怪人から逃れ、迷い込んだ奇妙な雑居ビルで四人を待っていたのは?
父が不審な交通事故死をとげ、大学生の"僕"はそのときから「僕を知る」旅に出た。父の遺した一行だけの遺書「本当はお前も連れていきたかった」は何を意味するか?推理作家でもある伯父の不可解な行動。"僕"の中に流れる殺人鬼の血!密室殺人事件ののち、驚愕の真相が!
怪異と幻想の都市へと変貌しつつある新宿に、無垢なる悪意と不可思議な怪能力を持つ謎の美少女が舞い降りた。その名は紅天蛾。「七つの影」を操り、都庁舎さえも自らの犯罪の舞台とする彼女が、蘇芳たち探偵団の面々に挑戦状を叩きつけてきた!
鶯橋派出所の管内で起きた殺人事件。それが、一人の外勤警官の日常を変えた。死体に残された噛み傷、何かを隠しているよすの同僚、夜毎に駅にたむろする少年たち。小さな謎が絡まり合い、やがて大きな疑惑へと変貌するとき、警官は自分自身の過去と対することとなる・・・。
混沌都市・新宿。超高層ビルの陰に生じた闇の舞台では、今まさに怪異なる事件の幕が開かんとしていた。自ら大鴉博士と名乗る怪人からの大胆な犯罪予告!立ち向かうは未知の科学力を持つ不思議な少年・蘇芳から、秘密道具を託された異能の中学生四人。果たして勝敗は?
「求む、バカな人」・・・この珍妙な求広告に魅かれて涼子はある日、一宮探偵事務所の門を叩いた。それは五年間続けてきたそこそこ楽しいけれど満たされないOL生活に別れを告げた直後のことだった。こうして自分にとって大切な何かを探すために、彼女は人生を再スタートさせる。罪を犯さざるを得なかった人間達の悲劇・・・。屈折した善意が他人を追いつめ果ては殺人者にしてしまう???涼子が人間の心に隠された深い悲しみや情念を見つめながら成長していく。
売れない中堅ホラー作家はなぜ失踪し、未完の遺作に謎のメッセージを遺したのか? 新興出版社、幻泳堂の辣腕編集長は、話題づくりに作品を強引に完成させて、大々的に売り出そうと目論むが、老舗・文芸團團の宿敵の策略で、思わぬ苦戦を余儀なくされる。 一方、作家、妻、秘書が陥った想像を絶する愛憎の渦中に巻き込まれた女性ライターは、冷酷なそれぞれの出版社に絶望し、二重スパイになることを固く決意するが・・・・・・。
代議士の息子・藤井有吉は、敗戦後の混乱の中で悪友たちと刹那的な享楽に溺れていた。遊ぶカネ欲しさに仲間たちは強盗を犯し、有吉は父親への賄賂の一部を失敬する。有吉が罪悪感に悩んでいるうちに父親が自宅で惨殺され、それぞれが転落への道を辿る。残酷な青春への鎮魂曲。
"視聴率の鬼"と異名をとる中央テレビ・南原プロデューサーは、低迷しているモーニングショーを立て直すべく辣腕ディレクター・黒木を送り込んだ。そその裏には、高視聴率番組をつくることによって、親会社・中央新聞の勢力をはね返そうという深謀遠慮があった。南原と黒木は、まずNHKの美人アナウンサーを引き抜く。ついで麻生社長の反対を承知のうえで、突如ニュースショーを一新する新番組を発表! さらに、パリから強引に連れ帰った《記憶喪失の日本人少女》キャンペーンは、政財界を巻き込む大スキャンダルに発展。黒木にも生命を脅かす影の手が・・・!?