名探偵エルキュール・ポワロは実在の人物であり、名作ミステリー『オリエント急行の殺人』事件はそれが書かれる前年の1933年、南インドで実歳に起こった事件だった!――45年後の1978年9月、作家・高田晨一はインド政府からの招待旅行で、79歳の矍鑠たるポワロと出会う。ポワロの手には<かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる>との脅迫状が・・・。やがて、予告通り豪華宮殿列車で殺人が発生。ポワロの名推理によつて事件は解決したかに見えたが、最後の最後でこの稀代の名探偵にも見抜けぬ大逆転が・・・。