大谷羊太郎 死を奏でるギター平凡なサラリーマン・若杉に突如かけられた殺人容疑。見知らぬ男の他殺死体が持っていたメモに、自分の名が記されていたというのだ。しかも被害者が秘匿していたギターは、34年前に若杉が所有していたものだった。薄幸の女リリーの思い出に導かれて、若杉は34年前の謎に挑む――。 持ち主が次々に死ぬという一台の不吉なギターをめぐって、過去と現在が絡み合う。