三年半の刑期を了え、出所した柴山は思わず目を疑った。かつて雑木林だった場所に中学校が新設され、強奪した25百万円を埋めた欅の巨木のそばに住み込みの警備員室があった! これが複雑怪奇な事件の発端となった。 夜の校庭に忽然と現れた机文字<>、机に彫られた<>の鏡文字、またその文字が記された脅迫状、さらに欅の下の殺人・・・・・・これら一連の事件は同一犯の仕業か、それとも――