太田 蘭三 遍路殺がし突然、釣部渓三郎のもとに切断した足が送りつけられた。送り主は入院中の男性。壊死した足を火葬してくれという。既に手遅れの状態だった男の名は、北多摩署の蟹沢と相馬が担当する強盗殺人事件でも浮上した。釣部の周辺で再び起こる殺人。四国八十八カ所の急峻な遍路路を、釣部の鮮やかな推理が照らし出す。