大手都市銀行・西東京銀行に、相次いで脅迫・テロまがいの事件が発生していた。新聞によると、長引く不況による不正融資が原因と見られていた。山と海と釣りをこよなく愛し、美味い酒を飲むことに生き甲斐を感じている推理作家・釣部渓三郎は、新宿で偶然日本刀を手に同行支店に押し入ってきた男と遭遇した数日後、釣部は行きつけのスナックで知り合った美人ダンサーと、駿河湾へクルージングに出かけた際、西東京銀行に勤務していた女性の死体をつり上げる。釣部の身辺に起こる不可解な事件の数々。やがて、釣部の名推理により難解な事件が一本の糸に・・・。