鬼島産業の特別調査室長・城木圭介に、落日が訪れようとしていた。城木と一心同体だったワンマン社長が独断専行で策定した三つの事業計画がことごとく失敗して経営危機に陥り、さしもの創業社長も失脚してしまったからだ。このため城木に非難が集中し社を追われる破目となったばかりか、なぜか殺し屋に殺されかかったのである。この事件に呼応するかのように「城木」を自称する男が次々と奇怪な殺人事件を引き起こしていた。