社員三十人のサッシメーカー「扶桑」は社長吹田捨造の経営手腕と折からのサッシブームによって数年のうちに社員六千人の大企業へとのしあがっていった。新築された社屋は"白い舘"と呼ばれ、世間の注目を浴びる。専務に元高級官僚を迎え、政官界に金をばらまき、「扶桑」の牙城は不動かと思われたが、この"白い舘"は、いつしか背徳者たちの巣窟となり、さまざまな不正が行われる・・・。