京都・高野川で若い女性の水死体があがった。検死の結果、祇園のホステス・石田彩子、他殺と判明。捜査にあたった北警部補は、彩子の自宅で、四数字が暗号のように並んだ奇妙な書類を発見する。容疑者として、愛人の平京大教授・朝生重孝が浮かび、専攻の化学繊維技術の情報を国外へ流すための暗号でないかと尋問をうける。書類送検され、失意のうちに自殺を遂げる朝生。一方、殺人犯を追う北は、父の無実を晴らすため留学先のチェコスロバキヤから帰国した杳子の協力を得て、暗号の謎に挑む。