太田 忠司 天国の破片深夜のコンビニエンス・ストアに現れた少年強盗──。ナイフを突きつけ、金を要求する彼に、元警察官・阿南の発した言葉は、酷く独善的なものだった。「間違ったことはしないほうがいい。金なら私が用立てよう」だが数日後、阿南は自分の犯した重大な罪に直面する。少年が再び強盗を働き、殺人未遂を犯したのだ。少年を捜し、行動を開始する阿南。自らの過ちそして矛盾と葛藤し、彼は事件に秘められた真実に近づいていく。