パパが天国に行った日、私はあの人に出逢った。泣いている私に、ぬくもりをくれた天使さま。あれから数年、ほんの少しの勇気が私に<イタリアンの貴公子>と呼ばれる瑛人さんと見習いシェフの航平、そしてずーっと探し続けていた<幻の本>との出会いをもたらしてくれた。 いくつかの事件で、少しずつ明らかになる天才シェフ・瑛人さんの過去。 「料理は推理に等しいという言葉は知ってるかな?」 解けない謎を頭を悩ます私に、瑛人さんは天使のような笑顔でこう言った。 女子高生りりかと謎多き天才シェフたちの、ふわりと心を包み込む、モダンとロマンのミステリー。