歌手の郷ひろみ(51)が27日、東京・渋谷マークシティのイベントステージで行われたスペインの歌手ダビッド・ビスバル(27)の来日イベントに飛び入り参加した。郷が渋谷の野外ステージでイベントを行うのは交通マヒまで引き起こした99年8月の「GOLDFINGER’99」でのゲリラライブ以来。今回は関係各所の許可済みだが、郷とビスバルのコラボに約3000人が殺到した。
渋谷の駅前に、郷が帰ってきた。
ダビッドが「Boom Boom Boom~灼熱の太陽」を歌い終えると、「GOLDFINGER’99」のワンフレーズ「ア・チ・チ・アチ」が流れ始める。ざわめくステージ前に郷が飛び出ると、会場は一気にヒートアップ。興奮気味の郷も「ヘーイ! 行くぞ! やっぱり、渋谷はいいね」と絶叫した。
郷にとっては“伝説の地”と化していた渋谷駅前。99年8月、「GOLDFINGER’99」のプロモーションのため、トラックに乗って登場した郷はゲリラライブを敢行。ファンも殺到し、周囲は交通マヒ状態となった。ライブは無許可だったため、関係者が道交法違反で処分されるという騒ぎとなったが、同曲の人気は一気に跳ね上がった。
その後、渋谷では屋内でのイベントに出演することはあったが、屋外はこの時以来で実に8年ぶり。ダビッドの原曲をカバーした「Boom Boom Boom」を同じ23日に発売したことで、イベントのサプライズ出演が決定した。今回は渋谷署をはじめ、関係各所に許可をとりつけた。しかし、不測の事態に備え、「通常のイベントでは10人ぐらい」(レコード会社関係者)という警備を100人に増やす厳戒態勢を敷いた。
混乱こそなかったが、郷の登場で会場は大興奮。その歓声に郷も恍惚(こうこつ)の表情で、ステージから飛び降りそうなほどの勢いで大熱唱。「ブン!ブン!ブン! ビン!ビン!ビン!」というノリノリの曲に、郷も観客も拳を突き上げた。1曲のみの予定だったが、アンコールを受け「行ってみよー!」と急きょもう一度歌うおまけ付きだ。
最後はステージ上でダビッドとハグ。「やっぱり、やるなら渋谷じゃなきゃ。若者の集まる最高の街だから。イベントも最高でした」と満足げな笑顔で会場を後にした。