【北京】中国各紙によると、中国は初の火星探査計画として2009年10月にロシアと合同で探査機を打ち上げる。探査機は中国が独自開発した「国産」で、同年6月には完成、10年には火星の軌道に達するとしている。

 火星探査機は長さ、幅各75センチで、重量110キロ。火星から800~8万キロメートルの軌道を回り、大気や水の有無など火星に関する調査を進める。

 北京五輪が開催される来年、中国は、飛行士3人が搭乗した有人宇宙船「神舟7号」を打ち上げ、宇宙遊泳などを行う。7号は今後打ち上げる同9号とドッキングさせ、宇宙ステーション建設に利用する計画もある。

 初の月探査衛星「嫦娥(じょうが)(月に住む仙女)1号」は今年秋に打ち上げられる可能性がある。嫦娥1号は月面の成分を調査、12年には無人探査機を打ち上げるほか、月面着陸を実施。17年ごろには月面からサンプルを持ち帰る計画だ。月探査計画に詳しい専門家の葉培建氏は将来、金星を探査する可能性も指摘している。

 中露両国は、胡錦濤国家主席が3月にロシアを訪問した際、宇宙開発での協力を強化することで合意している。中国側には、旧ソ連時代に米国と宇宙開発を競ったロシアの協力を得ながら、米国の宇宙独占を牽制(けんせい)する狙いがある。