独ハンブルクで28、29の両日に開催されるアジア欧州会議(ASEM)の第8回外相会合で、麻生太郎外相はテロ対策の協力を訴える方針だ。同外相会合では気候変動やエネルギー問題、WTO(世界貿易機関)などで意見が交される、麻生外相は東京で今月15、16日に開催したASEMテロ対策会議で、アジア地域から積極的なテロ対策への意識が表明され欧州とアジアの協力で一致したことから、外相会合でも改めて呼びかける。

 ASEMではテロ情報や対応ノウハウなどを共有し、新たなテロリストを生まない社会にするため、アジアと欧州の地域をまたぐ対応策を構築する方針だ。外務省によると、アジア地域はテロリストの温床になることや、政府対応の不備を防ぐため各国ともテロ対策に積極的な姿勢をみせているという。

 東京での会議には国連テロ対策委員会事務局(UNCTED)や東南アジア地域テロ対策センター(SEARCCT)などテロ対策に取り組む国際組織も参加するなど100人以上の専門家が活発な議論を行った。

 麻生外相はASEM外相会合に続き、29日に独ベルリンで欧州連合(EU)と協議、30日は同ポツダムで開催されるG8(主要8カ国)外相会合に出席する。同日程では28日にV4(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー)との外相会合も行い同4カ国と連携強化を確認する。さらに、6月3日には韓国・済州島で日中韓外相会議を行い北朝鮮問題などについて話し合う予定だ。