シャープは大型液晶パネルの新工場を大阪府堺市堺区に建設する方針を固め、最終調整に入った。今夏までに正式決定する。年内に着工し09年までに量産を始める。ガラス基板サイズが2950ミリ×3400ミリメートルの「第10世代(10G)」の新鋭設備を導入し、生産効率が世界最高水準の液晶パネル工場にしてコスト競争力を高める。建設候補地は新日本製鉄堺製鉄所の遊休地。

 新工場のガラス基板投入枚数は当初月間3万枚で、数年内に能力を倍増する。生産するパネルの主力サイズは65型、42型。生産効率は8Gガラス基板(2160ミリ×2460ミリメートル)を使う亀山第2工場(三重県亀山市)を上回る。隣接地へのガラス基板など主要部材メーカーの誘致も検討する。亀山第2の生産拡張が08年に完了予定で、その後は増産余地がないため新工場建設地を探していた。