企業向け Ajax 製品の Nexaweb に訊くオープンソース活用の意義



Ajax は今注目が集まっている技術の1つで、


あらゆる種類や規模のベンダーが主導権を握ろうとしのぎを削っている。



これまで Ajax は、『Google Maps』など一般消費者指向の技術として


広く名前が知れ渡ってきたが、同時に企業にとっても大きなメリットを


もたらす可能性を秘めている。



この企業における Ajax 活用への期待こそ、創業7年のソフトウェア開発


ベンダー Nexaweb Technologies が取り組んでいるものだ。


同社は、Ajax などの Web 2.0 型技術を活用した、リッチ インターネット


アプリケーション (RIA) 開発および配備用フレームワークを提供している。

Nexaweb は、自社ソリューションをすべて手ずから構築するのではなく、


オープンソース ソフトウェアのエコシステムを最大限に活用する方法を選択した。

Nexaweb の創設者で CTO (最高技術責任者) を務める Coach Wei 氏は


取材に対し、オープンソース モデルを活用した製品開発方法について語った。

「現在、世界的なオープンソースの動きは、誰も無視できないほど重要な傾向だ」


と Wei 氏は語る。


Wei 氏によると、Nexaweb はオープンソースの動きを注意深く観察し、


自社の戦略に活かす方法を見つけ出そうとしているという。

「Ajax は強力だが、Ajax だけで企業活動を支えられるとは考えていない。


また、Ajax 技術を提供するには、オープンソースを介するのが最良の方法だと


考えている」と Wei 氏は説明する。

Wei 氏は、非オープンソースで Ajax 製品を維持できるのは Microsoft だけ


との見方を示した。

同氏によると、Nexaweb は自社の Ajax 技術を Apache Software Foundation に


寄贈し、これが元になって2006年5月に『Apache XAP』プロジェクトが生まれたという。


「商業的には、われわれも自社製品に XAP を採用している。


XAP は、当社の Ajax クライアントの一部だ」と Wei 氏は述べた。

Wei 氏によれば、まだそれほど規模は大きくないものの、社外から貢献を受けているという。

「現時点で開発作業の大半は当社従業員が牽引しているが、社外の人々による貢献こそ

、われわれの期待しているものだ。1つのオープンソース プロジェクトが大規模な開発者

コミュニティを構築するには時間がかかるが、われわれはその目標達成に向けて順調に

進んでいる」と同氏は語った。