私の実家は長崎ですが、大学からはずっとここ大阪で暮らしています。
まぁ今ではと~っくに大阪での生活のほうが長くなって、正真正銘の“大阪のおばちゃん”なんやけどね![]()
ただ、言葉に関してはいまだに「こんな言葉あったん??」てぇのがたまにあります。
何しろ大学時代は寮に入っていたので、様々な都道府県の学生と知り合ったのはいいのですが、肝心の大阪人とはそんなにお話する機会もなく、卒業して働き始めたときでさえ、それほど周りにベタな大阪弁を話す人がいなかったので(うちのお父さんを除く
)結婚して今の仕事に就いて、初めて『コッテコテ』の大阪弁(しかも子ども
)にどっぷり浸かることとなり、日々これ勉強の毎日なんですなぁ。。。σ(^_^;)
私の友人はもちろんうちに遊びに来る娘達のお友達からも、そんなに大阪弁~っ
という言葉を耳にしたことがなかったから、最初子ども達の会話に感動すら覚えましたねぇ。
だって、生の大阪弁
これぞ大阪弁
ケンカしてる男の子達なんて、まさしく子ども版『ミナミの帝王』や~ん![]()
ちゃんと見たことないけど。。。![]()
まずやたらと言葉を省略しはります。
『漢字ドリル、計算ドリル』はそれぞれ『漢ド、計ド』ね。
『楽しい算数』は『たのさん』。。。友達かいっ。
でもこのあたりは連絡帳にも書いてくるし、うちの子達も普通に使ってたから、言わば公式略語![]()
『ものさし・定規』は『さし』。最初マジでわからんかった![]()
『給食エプロン』や『体操服』は略すのなし。なんかつまらん![]()
あっ高校生の次女は『長袖ジャージ』を『長ジャー』ゆうとったなぁ。。。
ええい黙れ![]()
そんななか、最近気になる言葉が『かんちん』『かんちこちん』
使い方は「今日の宿題かんち~ん
これもこれも、全部かんちこちんやぁ~
」
話の前後から、『簡単』って意味だとすぐに理解できる。
最近2年生がよ~く使っているので、先日ふと次女に「『かんちん』って知ってる?『かんちこちん』とか…」と聞くと、即座に「古っ
」って言われちまった![]()
彼女によると、小学生の時はよく使ったけど今はまったく使わないそう。
そうそう。今まさに小学生やがな、あやつらは。。。
お父さんも「そうゆうたらオレも使こてたなぁ…」
ということは、新旧問わず小学校低学年の期間限定で流行る言葉。。。かな![]()
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ちゃんとした結論に達しないまま会話は終わったけど。
ところで、「こんな言葉…」というのに、『ふてこい』という言葉があります。
ご存知?
次女の部活で、下級生が全員辞めてしまうというちょっとビックリな事件があって、その愚痴を聞かされていた時、「辞める理由でな、部長が怖いって言うねん。あんまりちゃう
まぁ、Aちゃんは確かにふてこいけど…」
「…ふてこい…??」…って、何???ヽ((◎д◎ ))ゝ
は、話の前後から『ふてぶてしい』との意味かと。。。
「感じが悪いとか、なんか愛想ないとか。。。」と説明してくれたけど、さすがのお父さんも知らんかったぞ。
ちなみに翌日仕事場で、『ふてこい』を聞いたら、アラフォー以上の指導員は皆わからず、大学生や20代の若者は皆さんご存知でした![]()
「私も大阪で初めて耳にしました。普通に皆使ってますよ。『ふてこ~』って言いっぱなしバージョンもありますね。他に『しらこい』って言葉もありますよ、『白々しい・わざとらしい』って感じかな
」
高知出身の学生さん、爽やかに解説してくれはった。ありがと![]()
進化する大阪弁。おそるべし![]()
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あっ 思い出した。
長女がまだ離乳期に、お父さんの実家でおばあちゃんに預かっていただいた時のこと。
「お昼に『にぬき』食べさしといたわ」と言われ、どんなに手の込んだ大阪のご馳走かと思い「おおお…お忙しいのにお手間取らせて申し訳ありませんっっ![]()
」ってめちゃめちゃ恐縮していたら、普通~の『ゆで卵』だったことがわかり、ちょっと安堵してしまったことがあったっけ。。。
ほんっま大阪弁。おそるべしっ ![]()
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