今朝、新聞受けに近づくと、日経1面にやや大きめの黒い帯のタイトル、、、内心、「やばっ、何か大きな事件だ」と思い、素早く手に取ってそのタイトルを見ると、更にいやーな感じになった。日頃から、インサイダー情報こそ、最も証券界が守らなければならないルールだと思っているからだ。しかも、業界のリーディングカンパニーである野村が、、、。社長交代があったばかりだが、前任の社長は捜査が始まっていることを知っていたのではないかと思いたくもなります。


私の知る限り、野村のコンプライアンス体制は相当厳しい。おそらく、日本人には徹底されていたと思いますが、外国人には十分に理解されていなかったのではないでしょうか。通常、欧米人ならインサイダーの重要性は熟知していますのでこんな古典的なインサイダー事件はないのでしょうが、、、。しかし、こうしたことが、野村がいまいちグローバルプレイヤーになれない証左であると感じます。野村が全国支店長会議などで「グローバルトップ10」を目指すと言っていた頃は、その期待感も十分だったのに、、、。何が野村をここまで停滞させているのか、、、。