Pixyが舞い降りた名古屋グランパスが絶好調です。私はグランパスを応援していますし、Pixyも大好きです。
それでも、監督としてのPixyには、大いに期待するものの不安もいっぱいでした(期待していた本田もオランダに移籍しちゃったし)。最初に勝った時は、ホッとしたことを覚えています。今思えば、内容も良かったです。

6連勝は、勢いだけのはずも無く、その秘密を探ろうとオシムさんの本を読んでみました。2005年に出た本ですが、本の帯に「オシムは私のキャリアの中でも最高の指導者だった!」(ストイコビッチ)と書いてあったからです。




オシムさんは、FIFAの技術委員も務めるなど世界屈指の監督であることは間違いありませんが、日本では、オシムサッカーは、「人もボールも動くサッカー」つまり、「考えて走るサッカー」が特長と言われます。この走るサッカーでジェフを強豪チームに作り上げた実績も印象的です。

本を読むと、「オールコートで3対3のゲームを行う」、「ハーフコートで1対1のゲームを行う」など、攻守の早い切り替えと走りまくる練習をやったそうです。いやー、いかにもきつい練習ですね。流石に、プロのJリーガーも「これがプロの練習か?」と最初は呆れたようですが、公式戦が始まるとその効果が実感出来たそうです。

この本には、オシムさんの祖国での苦労話も沢山書いてあり、その人柄も伝わってきます。こうした中での経験が選手のモチベーションを上げるノウハウを培ったのでしょう。Pixyが、尊敬している事も良く分かります。今のグランパスの強さは、オシムさんも間接的に貢献しているんでしょうね。

こうしてみると、改めて代表監督は最後までオシム監督でやって欲しかったと思いました。復帰を切に願っています。岡田ジャパンでは、W杯に出られないような気がします、、、。