情報解禁の際、出来ればナマで観たいと思いつつ、まだコロナが不安というのと、浦井君のシャルル皇子の登場がないと知り、WOWOWでの放送を待とうと思った作品だったので、Xでの放送決定のPOSTに歓喜しました。
古田新太×天海祐希、面白くないはずがありません。
まず、古田新太さんの石川五右衛門を最初に観たのはゲキシネの『ZIPANG PANG』でした。
浦井健治さんを知ったのもこの時で、すっかり五右衛門とシャルル皇子の虜になり、『薔薇とサムライ』のDVDを購入して視聴。
さらに天海さん演じる海賊女王アンヌの虜になりました。
そのアンヌ女王のご帰還ということで期待度MAXで、視聴しました。
物語の始まりは女海賊アンヌ・デ・アルワイダが天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得てコルドニア王国の混乱を収め、国王となるまでを描いた『薔薇とサムライ』から十数年後。
再びコルドニアや近隣諸国に危機が訪れており、その危機を五右衛門とアンヌで救いうというもの。
そこだけ聞くと前回と同じような展開と思われるかもしれません(もちろん、それでも十分面白いのです)が、今回はさらにその先を提示するストーリーになっていて、爽快感が半端ない、元気をもらえるラストシーンになっています。
ちなみに。シャルル皇子も映像で出演。相変わらずの愛ある雑な扱いに大爆笑させられました。
古田さんの色気と天海さんにしか演じられないであろうアンヌ。この2つが見どころといえば見どころなのですが、ゲスト陣も素晴らしい。
生瀬勝久さんの子悪党っぷりはお見事としか言えませんし、西垣匠君は初舞台とは思えないほどに世界観に溶け込んでいました。
そんな中でも特に素晴らしかったのが石田ニコルちゃん!
広瀬アリスちゃんの降板によって、今回のロザリオ役を担うことになった彼女ですが、華もあって、コミカルなお芝居も出来れば、歌も上手。
セリフがないところでの表情も素敵で、久々にこれからも注目したいと思える女優さんに出会えました。
薔薇サムはここで完結と言ってもいい終わり方ですが、続編も考えられる終わり方でもあるので、シャルル皇子ファンとしては、出来れば次は五右衛門×アンヌ×シャルルでの続編が観たいと思います。