数日前、夢の中で父親が出てきた

「そんなカッコで寝てると風邪ひく!」

そう言った... なんだか、薄寒さを感じて

夏布団を羽織った 寝ぼけながらも。


若い頃は、てめー勝手で家族を

グリコのオマケくらいにしか考えてないか

自分の思い通りにならないお荷物としか

考えてない節があった


私のことなんて、姉と比べて出来が悪いし

もしかしたら、ミズコだった兄の代わりに

...っと思ってたかもしれない


それが、家族が バランバランになり

一人暮らしで、やれ脳腫瘍だ認知症だ

となったら、やたら甘えてくる感じになった


愚姉の様に突き放しても良かったが、私も

計算はある...貰えるものは欲しい

だから、義務は果たした


施設で、父がテレビを見てる傍らで仕事で

疲れた私は 転寝をしてしまっていた

その時に、 初頭の言葉をはいて布団を掛けてきた父親。


見事に、布団には埃が着いたが、そーゆー

優しさもあったのかと感じた。


そして、数ヶ月後 再度、手術となり

運悪く失敗し植物人間になり 半年後

亡くなった


涙は、出なかった


でも、今回の夢の中の登場...なんだか

懐かしく物悲しくもなった


久々に、墓参りに行くか...