6月11日(金)





新型コロナウィルス感染拡大のせいで、今や夜飲みに出掛けるという事がタブーのようになってしまっていますが、本来夜に出掛けるのは実に楽しい事でこの上の喜びは無いと言ってもいいくらいの価値ある事だと思います





ゆったりと食事をして、落ち着いたバーでじっくり話をしたり、時には熱い議論をしたり、時にはムーディーな時間をすごしたり、また時にはお祭り騒ぎのにぎやかな夜を過ごしたりと、毎日が新しい冒険のようなワクワクがあります





十八代中村勘三郎さんとはおよそ30年近くの年月一緒に食べたり飲んだり、本当にたくさんの時間を過ごさせてもらいました





今にして思えば実に貴重な時間で、毎回毎回スリルとサスペンスの冒険のような夜でしたねぇ…………




今考えてみると、一般の人達は飲みに行くと言えばカラオケへ行く確率がかなり高いと思われますが、勘三郎さんにその選択肢はまったくありませんでした





30年近く一緒に飲みましたが、酔ってその場で歌う事はあってもカラオケへ行くという事は一度もありませんでした





勘三郎さんは話す事が好きでしたから、きっと他人の歌を聞いている時間が嫌だったんだと思います





ところが、息子さんの中村七之助さんは案外カラオケが好きで、時々「歌が歌いたい!!店閉めて歌いに行こ!!」と言い出したりするので、朝まで一緒に歌っていた事もあります





親子でもずいぶん違うものですよねぇ……………