12月20日(金)





昨日の話の続きみたいになりますが、お酒の飲み様の話を………





先日お亡くなりになった梅宮辰夫さんが豪快な飲みっぷりだったとか、その友人の松方弘樹さんが酒豪だったとか、勝新太郎さんの飲み方が桁外れで飲み始めの人数よりも深夜になればなるほど一緒に飲んでいる人数が増えていく人だったとか… 役者さんの酒豪伝説は数知れずありますが、実際に見たことが無いので どのくらいの物なのかは34年間バーを営業してきた経験値で推測するしかありません





僕が実感として知っているのは、やはり十八代中村勘三郎さんの飲み様ですねぇ………





先程あげた役者さんとはちょっと違う飲み方ですが、どれだけ酔っ払おうとフラフラになろうと、どれだけでもとことん飲む人でした





そして次の日に舞台があろうが、撮影があろうが、大切な打合せがあろうが、いつも熱く語りながら飲み続け、自分が納得するまで「帰る」と言わない人でした





結局最終的には芝居の話になり、先輩だろうが後輩だろうが真剣に話し込んでしまうので、よく一緒に来た人が置いてきぼりになったりもしましたが、そんな事はお構い無しに永遠に飲み続け 永遠に話し続ける人でしたから途中で呆れて帰ってしまう人も居たくらいです





すぐ頭に血が上る性格だったから喧嘩も多く、止めたりなだめたりするのも大変でした





NHKの大河ドラマ「元禄繚乱」のポスター撮りの前日も一緒に飲んでいて、朝まで飲んでしまい 飲み過ぎると顔がむくんでしまう勘三郎さんは仕方なくそのままポスター撮りに向かいましたが、終わってから電話があって「やっぱり篠山紀信さんはスゴいねぇ~!! 出来上がりを楽しみにしていてね! とってもキレイだから…」と言うので、出来たポスターを送って来るのを待って見てみたら、顔のむくみもまったく無くてスッとした二枚目に写っていました





素晴らしい写真で、勘三郎さんが「篠山紀信さんはスゴい!!」って感激した意味がよく解りました





とにかく、勘三郎さんのお酒にまつわるエピソードは数限りなくあり紹介しきれません





僕にとっては一番の酒豪でした